健康科学部看護学科の学生らが大型客船の事故対応訓練に乗客役として参加しました

2017年02月01日

健康科学部看護学科の学生らが、1月21日に横浜港大さん橋ふ頭に着岸中の大型客船「飛鳥Ⅱ」(5万142トン)で行われた旅客船事故対応訓練に、乗客役として参加しました。火災海難時の乗客乗員の避難や救助への対応力を養うために、海上保安庁第三管区海上保安本部が初めて「飛鳥Ⅱ」の協力を得て実施したものです。当日は、海上自衛隊や神奈川県警察、横浜市消防局、日本赤十字社神奈川支部などから約400名の職員が参加し、医療従事者を養成する大学の学生や専門学校生ら約300名が乗客役として協力。本学科の2年次生から4年次生25名と、本学科教職員や医学部付属病院の看護師ら10名のほか、近隣の医療機関の医師や看護師ら46名が「東海大学チーム」として参加しました。

訓練は船内での異臭発生により多数の乗客らが不調を訴え、避難時に負傷者が出たことを想定。乗客役の学生らは救命胴衣を着け、海上保安官や乗員の誘導で「飛鳥Ⅱ」の左舷開口部から巡視艇に乗り移り、ふ頭の対岸に設置された横浜海上防災基地に避難しました。その後、海上保安官によるトリアージ(各負傷者の状態を確認し、傷病の緊急性や重傷度を把握して治療の優先順位を決定する行為)の訓練にも協力しました。終了後には、第三管区海上保安本部長から、「医療を学ぶ多くの学生さんに参加していただきました。救助も医療も人を助ける仕事です。今日の経験を将来の糧にしていただければと思います」との感謝の言葉が送られました。

「将来、看護師として被災者を支援する側になることを考えて参加した」という学生は、「臨場感のある訓練でした。救助隊員や乗員の言動から、冷静な対応や避難者を安心させるための声掛けなど、多くのことを学びました」と感想を話していました。指導にあたった本学科の大山太准教授は、「学生たちにとっては、さまざまな機関の専門職が協力し合う災害時の救助活動やチーム医療を体験的に学ぶ貴重な機会になったと思います。今後もこうした訓練に、学生とともに積極的に協力したい」と話しています。

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