社会福祉学科が「社会福祉アメリカ研修」を実施しました

2017年04月04日

健康科学部社会福祉学科では3月5日から14日まで、「社会福祉アメリカ研修」を実施しました。本学科ではアメリカの社会福祉の現状を学び、文化や社会構造と社会福祉の関連についての理解を深めることなどを目的に、選択科目「国際社会福祉演習A」としてアメリカ・ミシガン州アナーバー(ミシガン大学の位置する大学街)での海外研修を実施しています。今年度は、1年次生4名と2年次生6名、3年次編入生1名の合計11名が参加しました。

学生たちは、チェルシー市内にある高齢者施設・ケア付き住宅を訪問し、スタッフの説明を受けながら、リハビリ病棟や自立居住棟、介護付居住棟、認知症ケアユニットなどを見学。障害者自立サービスセンターでは就労支援サービスについて学んだほか、演劇による自立支援プログラムを見学・体験し、スタッフやボランティアの人々とともに夕食を囲んで交流しました。精神障害者社会復帰施設では施設の歴史や支援の考え方について学び、貧困などで養育困難な家庭の未就学児を預かる児童福祉施設では2歳から5歳の子どもたちの遊びに参加した後、ソーシャルワーカーから親に対する援助について説明を受けました。また、創立200年を迎えたミシガン大学では、歴史ある法学部の図書館や学生会館、美術館などを見学。社会福祉を学ぶ大学院生の施設実習に同行し、アメリカのソーシャルワークの現場を体感しました。さらに、歓迎パーティーやホストファミリー(ミシガン大学関係者)宅での夕食会で、大学院生や教員らとの親睦を深めました。

帰国後、学生たちは、「アメリカの人々の社会福祉の考え方に触れたことで、日米を比較しながら、より深く日本の制度を学ぶきっかけになりました」「ソーシャルワーカーが社会の中で重要な役割を担っていることを実感しました」などと感想を話していました。

指導に当たった本学科の宮永耕准教授は、「学生たちは1週間あまりの研修のために、半年以上の時間をかけて事前学習に取り組んできました。アナーバーでは、実際に自分の目で見て、聴いて、感じることで、これまでの学びを確かめたり再考したりする貴重な時間を過ごしたと思います。研修中に書きとったノートを入口として社会福祉の課題をさらに追究していくとともに、本研修での経験をそれぞれの世界観を豊かにしていくきっかけとして生かしてほしい」と話しています。

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