「秦野フィルムコミッション・シンポジウムin東海大学湘南キャンパス」を開催しました

文学部広報メディア学科では、10月11日に湘南キャンパスで「秦野フィルムコミッション・シンポジウムin東海大学湘南キャンパス」を開催しました。テレビやラジオの番組制作や広報活動などの実践的な活動を通して学びを深めることを目的に本学科が展開しているメディアプロジェクトの一つ「地域魅惑プロジェクト」が企画運営したもの。キャンパスの一部がある神奈川県秦野市を舞台につくられた映画『忘れないと誓ったぼくがいた』の本編を上映したあと、地域と映画について考えるシンポジウムを行いました。

今年4月に発足した地域魅惑プロジェクトは、地域の広報活動に企画段階からかかわり、主体となってディレクションしていくことで、広報のノウハウを学び、スキルを使いこなせるようになることを目指しています。プロジェクトの活動第一弾として実施した今回のイベントは、『忘れないと誓ったぼくがいた』のDVD & Blu-rayを発売にあわせて「秦野で何かイベントができないか」と秦野市観光協会(秦野フィルムコミッション)から相談を受けたことがきっかけです。学生たちは同協会や映画制作会社との打ち合わせや、報道各社への広報活動、ツイッターなどのSNSを使った宣伝など準備を進めてきました。

当日は、作品を上映した後、プロジェクトを指導する本学科の河井孝仁教授をコーディネーターに、堀江慶監督、秦野フィルムコミッションの米山久美子さん、TSUTAYA COMBOX246秦野店店長の梶山亮さん、地域魅惑プロジェクトの加藤智さん(4年次生)がパネリストとして登壇。堀江監督は、「土地が持っているにおいや空気感を大事にし、出演者の感情を風景からも感じられるような撮り方を意識しました」と制作者としてのこだわりを紹介。一方で流通を担当する梶山さんは、「今までは撮影の一部分だけで秦野が登場することが多く、“秦野が舞台です”という宣伝は難しかった。しかしこの作品はそれができるので、秦野市民にも新しい地域の魅力を提案していくことを意識して広報しています」と話しました。

プロジェクトリーダーの南部汐里さん(3年次生)は、「準備は大変でしたが、メンバー全員がそれぞれの役割を果たしてくれたおかげでやり遂げることができました。企画から広報まですべてにかかわる貴重な体験になりました」と振り返りました。河井教授は、「広報のプロセスを知るだけでなく実践できることがこのプロジェクトの魅力。今後も秦野市に限らず、さまざまな地域の行政とかかわり、学生には社会に出たときに通用する経験を積んでほしいと思います」と語りました。

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