東海大学丸Ⅱ世の『鐘』が松前総長に返還されました

1月18日に東京・霞が関の東海大学校友会館において、本学の海洋調査実習船として活躍した東海大学丸Ⅱ世の『鐘』が松前達郎総長に返還されました。大学丸Ⅱ世は、1968年に本学初の新造船として誕生。93年まで、海外研修航海や調査などに用いられてきました。退役後は大学の旗艦船としての雄姿を人々の記憶にとどめようと、静岡市清水区の海洋科学博物館前広場に展示されてきました。大学丸Ⅱ世は内部の腐食が進んだためこの1月に解体されましたが、船のシンボルともいえる「号鐘」を残そうと、今回の返還に至りました。

受け取った鐘を鳴らした松前総長は、「大学丸Ⅱ世の設計時からかかわっていた身として、非常になつかしい。大事に保存したい」と語り、海洋学部の千賀学部長は、「この鐘は大学史に残る独自建造船の中で、25年間にわたり、時報を知らせてきました。残念ながら船自体は解体となってしまいましたが、シンボルである鐘がこれからも大学の歴史を伝えるシンボルであってほしい」と話しました。

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