名古屋港ガーデンふ頭3号岸壁で「望星丸」を一般公開しました

2017年04月25日

カップ容器を使用した水圧実験
4月23日に愛知県名古屋市の名古屋港ガーデンふ頭3号岸壁で、本学所有の海洋調査研修船「望星丸」(全長87.98m、全幅12.80m、国際総トン数2,174t)の一般公開を実施しました。本学では、教育・研究活動を紹介するとともに、広く一般に海洋への関心を高めてもらうことを目的に各地で望星丸を一般公開しており、今回は、海洋学部航海工学科の必修科目「海洋実習」での名古屋港寄港に合わせて、岸壁に近接する公益財団法人名古屋みなと振興財団(名古屋港水族館、名古屋海洋博物館、名古屋港ポートビル等)との共催で実施いたしました。当日は、好天に恵まれたこともあり高校生・卒業生・地域住民の皆様をはじめとする合計1,957名の皆様にご来場いただきました。
当日は、海洋学部の乗船実習課程の学生も説明役として参加し、船内見学ツアーや、カップ麺の容器を使った水圧実験、望星丸上空にドローンを飛ばしライブ映像を配信するなど、多彩なプログラムを展開しました。船内の学生食堂では名古屋港水族館の飼育員(渡辺格郎氏、森朋子氏)や望星丸の二見洋船長による「海の仕事は魅力がいっぱい~なるには物語・海洋編~」と題したフリートークも行い、海洋や水産業にかかわる仕事の魅力を伝えたほか、航海工学科航海学専攻の福田厳講師と同学科海洋機械工学専攻の渡邉啓介准教授による模擬授業を実施し、同学部での学びを生かして活躍する卒業生の事例や海洋開発に使用されている機械システムなどについて解説いたしました。参加者からは、「海に関する仕事がこんなに種類があると思わなかった」といった感想が聞かれました。

また、会場に隣接する名古屋港ポートビルでは、公開セミナー「海洋開発を通して考える名古屋港の未来」も開催。開会にあたり海洋学部の川上哲太朗学部長が、「本日一般公開をしている望星丸には、教職員、学生が教育の場として乗船し、日ごろから海洋に関する研究に取り組んでいます。この機会に、皆さまにも海のことについて広く知っていただきたいと思います」とあいさつ。セミナーでは、名古屋海洋博物館学芸員の山口真一氏が、今年110周年を迎える名古屋港の歴史や、最新鋭の設備がそろうコンテナターミナルなどについて紹介しました。続いて、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)特任参事の堀田平氏(東海大学客員教授)が登壇し、「日本の海洋科学技術の最前線~名古屋港に係わるトピックス~」と題して講演。伊勢湾の地形から見る地震発生のメカニズムについて解説したほか、日本の海洋科学技術を用いた海底調査や資源発掘の詳細を語りました。閉会にあたり大学院海洋学研究科の千賀康弘研究科長が、「日本各地の調査船や水族館では、本学部の卒業生が大勢活躍しています。本日の船内ツアーやセミナーをきっかけに、海について興味を持っていただけたらうれしく感じます」と述べました。

なお、前日の4月22日には、名古屋港水族館とのコラボレーション企画として、船内の学生食堂において名古屋港水族館の日登弘館長と本学海洋科学博物館の秋山信彦館長との特別対談「生きもの大好き大集合」を実施。「水族館館長への道」をテーマに、それぞれのプロフィールを通して海洋生物の研究に取り組むようになった経緯等が紹介されました。
ドローンを使用し、名古屋港上空からのライブ映像を配信
水中ロボットのデモンストレーション
名古屋港水族館の日登弘館長と本学海洋科学博物館の秋山信彦館長の特別対談
海洋研究開発機構の堀田平氏による公開セミナー

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