阿蘇援農コミュニティープロジェクトが「2016年度秋の援農活動」を実施しました

2016年11月08日

東海大学チャレンジセンター・阿蘇援農コミュニティープロジェクトが10月1日、8日に「秋の援農活動」を実施しました。本プロジェクトは、阿蘇地域の農家を対象に定期的に支援を行っており、今回はサツマイモ農家とイチゴ農家を訪問しました。

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10月1日は、昨年度に引き続き、西原村のサツマイモ農家で新品種「シルクスイート」の収穫を手伝いました。参加した3名のプロジェクトメンバーは、約1,000㎡の規模、コンテナ約80個分に及ぶサツマイモをの蔓を切り落とし、コンテナに詰め、さらにより甘味を出すために貯蔵庫へ運搬しました。8日は、南阿蘇村のイチゴ農家で、マルチ張り(※)を行いました。4名のメンバーは、(うね)の上から切り込みの入ったマルチを被せ、植えられている苗を切り込み口から出す作業を行いました。この日は、甘みや香りが強い品種「さがほのか」を育てる81m×7m規模のビニールハウス3つと、熊本県発の新品種「ゆうべに」を育てる50m×7mのハウスを1つ、計4つのハウスの作業を終えることができました。

これまで本プロジェクトは、阿蘇キャンパスから訪問先に片道30分程度で移動していましたが、熊本地震の影響により、熊本キャンパスで授業を受けるようになってから移動に2時間以上を要する状況のもと、メンバーは、最大限に活動ができるよう、時間や予算の管理に意識を配り援農を続けています。

訪問した農家の方々からは「震災が起きてもう会えないと思っていた。また来てくれてありがとう」「観光客がとても減ってしまった中、若い学生さんが来てくれると活気が出てとても嬉しく思います」といった声をいただきました。

両日参加した、プロジェクトリーダーを務める狩野幸花さん(農学部応用植物科学科3年次生)は「収穫したてのサツマイモは泥がついていてとても重く、多少機械を使用できても、腰への負担が大きいため、栽培する農家は少ないと、訪問先の農家の方から伺いました。しかし、サツマイモは地中で育つため台風の被害も少ないことなど、熊本の土地に適した作物であることも教えていただきました。イチゴの作業では、マルチ張りの大変さから、イチゴの値段が高い理由が改めて分かりました。今回の活動を通して、自分が就農する際、栽培したい作物と栽培環境を見極めて農業に臨むことが大切であることや、農業は栽培技術だけでなく、経営面もしっかりと考えていかなければならないので幅広い知識や技術力が必要であると学びました。また、私たちの活動は、農家さんの苦労ややりがいを聞くことができるので、より多くの人に農業の現状や魅力を発信していきたいと思います」と語りました。

イチゴ農家に訪問したメンバーの宇都朱音さん(農学部応用植物科3年次生)は「農作業を通じて、農家の方に同じイチゴでも、品種によって管理方法が異なることなどを教えていただき、とても勉強になりました。また、援農活動の前日に、阿蘇山が噴火による火山灰の影響を心配していましたが、幸いにも、訪問先の農家さんも被害がなく、私たちも交通や活動に支障が出ることなく作業を終えることができました」と語りました。

※マルチ・・栽培時に、保湿、保温、雑草や害虫対策に使用する長いビニールシートのこと

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