ユーラシア学生フォーラムを実施しました

東海大学では9月9日から11日まで、山梨県山中湖村にある本学山中湖セミナーハウスで2014年度日露青年交流事業「ユーラシア学生フォーラム」を実施しました。この催しは、1999年に日本とロシアの両国政府間で締結された「日ロ青年交流協定」に基づく事業の一環として、本学と日露青年交流センター、ロシア・ウラジオストクにある極東連邦大学との共催で開催したものです。2009年から日本の大学生と極東連邦大の学生を対象にした「日ロ学生フォーラム」として東海大学と極東連邦大学の主催で開催してきましたが、今回は在サンクトペテルブルグ日本領事館からの依頼を受けて、2つの地区との共催で実施。ロシアから23名、日本からは本学と中央大学、津田塾大学から21名の計44名が参加しました。

フォーラム参加にあたって日本側の学生たちは、本学の教員らのサポートを受けながら1カ月ほど前から事前勉強会を実施。現役の外交官やロシア情勢に詳しい教員による講義を受けたほか、フォーラムで行う英語プレゼンテーションに向けた事前調査などを行いました。

9日には、湘南キャンパスの松前記念館講堂で開会式を行った後、セミナーハウスに移動し、「ロシアと日本 若者の交流が構築するユーラシア太平洋地域の未来」のテーマでグループディスカッションを行いました。学生たちは、「若者のユーラシアにおける役割」、「エネルギーと社会」、「BRICsと国際社会」の3グループに分かれ、それぞれが持ち寄った調査結果や課題解決に向けた提案を発表、改善点などについて討議しました。最終日の11日には、全参加者や引率の教員らを前にグループごとに議論の成果を発表しました。また10日には山中湖村の高村文教村長らを招いての交流会も行われ、日本の学生による居合道やピアノ演奏を披露するなど両国の学生がパフォーマンスを披露。村民による和太鼓の演奏も行われました。

日本側の学生リーダーを務めた金森くるみさん(文学部3年次生)は、「事前調査や意見交換を通じてロシアへの理解を深めることができ、自分の視野や世界観が広がりました。ディスカッションでは、全員で意欲的に意見を出し合い、前向きな意見も数多く出されるなど有意義な機会にもなりました」と語っています。またロシアから参加した学生たちは、「話し合いを通じて新しいアイデアを生み出すことができた、すばらしい催しだった。来年ロシアで開催されるフォーラムにもぜひ参加したい」と話しました。

ユーラシア学生フォーラムを実施しました

ユーラシア学生フォーラムを実施しました