極東連邦大学と「2nd Tokai-FEFU Meeting for Future Cooperation: For Better QOL」を開催しました

7月20日に湘南キャンパスで、ロシア・極東連邦大学(FEFU)と本学による「2nd Tokai-FEFU Meeting for Future Cooperation: For Better QOL」を開催しました。本学とFEFUは1989年から約30年にわたって文化交流や語学教育、学生の相互派遣などで連携を続けており、今年4月にはライフイノベーションに関する共同研究と人材育成に関する覚書を締結しています。今回のミーティングは、覚書締結を踏まえて両大学間の学術交流の方向性について具体的に話し合うことを目的に開かれたものです。

FEFUからは、ニキータ・アニシモフ臨時総長やヴィクトリア・パノヴァ副総長(国際連携)、クリロフ・ウラジミール法学部長ら大学運営や各学部のトップらが来学。全体会は本学から山田清志学長、吉田一也副学長(研究担当)、吉川直人副学長(国際・一貫教育担当)らが出席し、文部科学省高等教育局国際企画室の岩渕秀樹室長も列席して行われました。席上では、国際教育センターのヤロスラヴァ・グラディシェヴァ助教が両大学間で今後進めていく連携の全体像を報告。その後の分科会では、ライフケア・生物医学や工学・情報理工学、法学など5分野でFEFUと本学の教員が互いの研究内容の紹介や連携に向けた具体的な方策、課題について意見を交換しました。そのほか、本学の施設を紹介するキャンパスツアーやFEFUの教員と本学の学生との交流会なども実施しました。

山田学長は、「東海大は旧ソ連邦時代から50年以上の長きにわたってロシアと友好関係を築いてきましたが、今後は人材育成面での協力がなにより大切だと考えている。極東地域の健康寿命向上に貢献するとともに、この分野に関心を持つ日本国内の大学との連携にもつなげたい」と話しています。また長年にわたって両大学の連携に携わってきたウラジミール・クリロフ法学部長(元極東連邦大学副総長・東海大学名誉博士)は、「今回の両大学の連携は、両国にとって高等教育はもちろん、経済的な面でも寄与しうると期待しています。日本の経験や技術を極東の健康問題に生かすとともに、ライフケア以外の幅広い分野での連携にもつなげたい」と語りました。

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