第49回海外研修航海出港式を挙行しました

神奈川県・横浜港大さん橋国際客船ターミナルの大さん橋ホールで2月15日に、「第49回海外研修航海出港式」を挙行しました。海外研修航海は、本学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で諸外国を巡り、異文化理解・環境保護・協調性の大切さなどを実践的に学ぶプログラムで、1968年の第1回からこれまでに3734名の学生(留学生含む)が参加しています。

今年度は学校法人東海大学の建学75周年記念事業の一環として、初めて横浜港大さん橋国際客船ターミナルからの出港となりました。乗船する研修団は2月15日から3月28日までの42日間、「さがそう自分軸 みがこう地球人としての感性」をテーマに、ポンペイ(ミクロネシア連邦)、ポートビラ(バヌアツ共和国)、アピア(サモア独立国)、マジュロ(マーシャル諸島共和国)の各都市に寄港。現地の大学への訪問や、船上交流会などを予定しています。研修団には、研修学生98名、団役員14名、望星丸乗組員27名、海洋学部航海工学科航海学専攻の練習学生18名の合計157名が参加します。

出港式では、はじめに学校法人東海大学の松前義昭理事長があいさつに立ち、自身も学生、団役員として参加した研修航海の歴史について紹介し、「学園の創立者である松前重義博士は、学生時代に生涯の友をもつことの大切さを常に述べていました。若き日の発見や感動を共有した仲間たちとの関係は、皆さんにとって大きな財産になると思います。そしてこの航海が、皆さんの中で一生の思い出として残ることを期待しています」と語りかけました。また、来賓祝辞として、横浜市港湾局客船事業推進課課長の渡邊充氏と東海大学連合後援会会長の二重作昌明氏から、研修団に激励の言葉が送られました。続いて研修団宣誓として、研修団団長の千賀康弘教授(海洋学部海洋地球科学科)、望星丸の二見洋船長、学生長の當間あやさん(文学部心理・社会学科4年次生)が登壇。千賀教授は、テーマに込められた思いを紹介し、「大勢の仲間と長い時間一緒にいる中で、自分自身が何をするべきか考え行動するような人間になってほしいと思います」と語り、二見船長は、「乗組員一同安全な航海を心がけ、必ず全員で元気に帰ってきます」と述べました。最後に當間さんが、「我々98名の研修学生は、他者への敬意を常に持ち、42日間という時間をむだにせず日々努力することを誓います」と力強く宣誓し、松前理事長から千賀団長に団旗が授与され、昨年度の研修航海に参加した学生から花束が贈呈されました。

今回は湘南キャンパスから應援團、チアリーディング部、吹奏楽研究会が駆け付け、研修団の安全な航海を祈念して“応援メドレー”を披露。その後岸壁へ移動し、望星丸に乗り込んだ研修団は、友人や保護者、教職員らに見送られながら大海原へと出航しました。

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