山田学長ら本学の代表団が東方経済フォーラムに参加しました

山田清志学長をはじめとする本学の代表団が、9月5日から7日までロシア・ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムに参加しました。このフォーラムはロシア政府の主催で、日本や韓国、モンゴルなどの首脳のほか、経済界・教育界などから約3000名が出席。極東地域の経済協力や教育連携に関する話し合いや柔道大会を通じたスポーツ交流などが幅広く行われました。本学は、1970年代から同国と教育・研究・文化交流などで幅広く連携し、日ロ官民連絡会議に2013年の発足当初から参画してきたことなどから招待を受けたものです。

山田学長は、5日に「ロシア・ASEAN教育フォーラム」でゲストスピーカーとして講演。文部科学省の平成29年度「世界展開力強化事業」の採択を受け、極東連邦大学などと協力して展開する本学のプロジェクト「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成―主に極東地域の経済発展を目的として―」の概要や、本事業に基づいて育成する人材像などを説明しました。また、7日のセッション「アジア太平洋地域における学術的流動性」でも、同プロジェクトの一環で本学が日露両国の企業を対象に行ったアンケート調査の結果をもとに両国のビジネス界で求められている人材像について講演。ビジネスに関する専門知識を持ち、実行力のあるビジネスパーソンへのニーズが高い傾向にあることを指摘したうえで、「この結果を広く両国の大学や企業に発信するとともに、本学の人材育成にも生かしていく」と語りました。

また5日には、本学をはじめ両国の学生が参加した「日露学生フォーラム」の閉会式に列席し、学生たちを前に、「今回の東方経済フォーラムを通じて、本学の創立者・松前重義が半世紀前にはじめ、本学が手掛けてきた民間外交による日ソ、日露の国交正常化への取り組みが結実しつつあることが実感でき、大変うれしく思っています。両国の将来は、ここに参加した皆さんが先頭に立って築いてください」とスピーチしました。

東方経済フォーラム終了後の8日には、本学と特定非営利活動法人柔道教育ソリダリティー(理事長:山下泰裕副学長)が協力して設立された「極東連邦大学柔道クラブ」の開設式も行われました。同クラブは極東地域の柔道振興を目的に設立されたされたもので、式典には極東連邦大のニキータ・アニシモフ学長のほか、文部科学省の小松親次郎文部科学審議官、本学の山田学長と山下副学長、極東地域の柔道関係者らが列席。アニシモフ学長と山田学長が柔道を通じた教育連携に関する協定書に調印しました。

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