建学の地・三保の松原美化運動を行いました

学校法人東海大学では、第52回「東海大学建学の地・三保の松原美化運動」を5月8日に行いました。静岡地区にある学園の各教育機関(付属静岡翔洋幼稚園、付属静岡翔洋小学校、付属静岡翔洋高校中等部、付属静岡翔洋高校、短期大学部、海洋学部)で学ぶ園児、児童、生徒、学生と教職員が地元の自治体と協力し、静岡市清水区にある三保の松原とその周辺を清掃する行事です。今回は今年度に迎える学校法人東海大学建学75周年記念事業の一環としての開催となりました。

この催しは、東海大学建学の地として学園とゆかりが深く、また2013年には世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にも登録された「三保の松原」の美しい景観を守ることを目的に、社会教育と地域貢献活動として取り組んできたものです。1966年の開始以来、毎年ゴールデンウィーク明けに実施しており、今回は約2500名が参加しました。

清掃活動の前には東海大学海洋科学博物館前の広場で式典を行い、川上哲太朗副学長・短期大学部学長・海洋学部長が、「本年は、この三保の地に本学が建学されて75周年の年になります。この記念の年に、三保の松原の清掃活動に皆さんと参加できることを大変うれしく思います。地域の素晴らしい自然を後世に末永く残すためにも、この活動はずっと続けていきたいと考えています」とあいさつしました。続いて、各教育機関からの代表者が美化宣言を行い、「私は、キラキラしている海が大好きです。ゴミが一つも落ちていない海になるように今日はゴミ拾いを頑張ります」(瀧戸心晴さん・付属幼稚園年長)、「静岡が誇る世界遺産であり、美しい三保の松原を未来へと残していくために努力を惜しまないことを誓います」(山下建斗さん・海洋学部3年次生)と力強く発表しました。

その後、参加者は各清掃場所に分かれて約1時間の作業に取り組み、可燃ごみ約710kgと瓶、缶、ペットボトル、木くずなどを回収。参加者からは、「外国人観光客も増えているので、日本が誇る世界遺産をきれいな状態で見てもらいたい」「さまざまな年代の先輩とお話しできるのも楽しみの一つ。この伝統行事を絶やさず続けていきたい」といった感想が聞かれました。

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