湘南キャンパスの学位授与式と入学式でARプロジェクトを実施しました

教養学部と情報通信学部が3月24、25日に挙行された湘南キャンパスの学位授与式と、4月1日の入学式から5日までの期間、本キャンパスでARプロジェクトを実施しました。スマートフォンなどのタブレット端末にオリジナルアプリケーション「東海大学ARカメラ」をダウンロードし、キャンパス内に設置されたポイントでARカメラを使うと場所ごとにさまざまなフレームが出現。記念写真を楽しくアレンジする仕組みです。

学位授与式や入学式を盛り上げようと、教養学部の戸谷毅史学部長(芸術学科デザイン学課程教授)がARカメラを使ったアイデアを発案。情報通信学部の1期生で、濱本和彦学部長(情報メディア学科教授)のゼミに所属していた原田恒平さん(2011年度卒業)が取締役を務めるタイニーコア株式会社がアプリを制作し、デザイン学課程のC. ペッガームさん(2017年度卒業)と植田育代さん(同)、土田菜摘さん(4年次生)、レ・グェット・ミンさん(同)の4名がフレームをデザインしました。戸谷学部長は、「最初は1号館の形に沿って青い羽根を浮かび上がらせようと考えたのですが、天候や光のコントラストによってうまく表示することができなかったので、GPSを使って場所ごとにフレームを設けることにしました」と振り返ります。その結果、噴水前や1号館前、総合体育館など全13カ所にポイントを設置しました。フレームをデザインした土田さんは、「できるだけシンプルな絵柄にしようと考えました。これまでこういったデザインはしたことがなかったので、絵柄が人にかからないようにレイアウトするのが難しく、自分の写真をはめ込みながら調整しました」と話し、ミンさんは、「利用する人がSNSにアップして、多くの人に見てもらえるようなデザインにしたいと思い、雑誌風とインスタグラム風のフレームをつくりました。多くの人が使ってくれてうれしい」と語りました。

濱本学部長は、「今回は学位授与式用に作ったアプリケーションなので、今後は学生も交えて新しいシステムを構築し、オープンキャンパスなどさまざまな行事に活用できるようにしていきたいと考えています。ゆくゆくは全学生にアプリをダウンロードしてもらい、例えば学生食堂の前を通るとそこで開かれているフェアがプッシュ通知で表示されるなど、学内の情報を学生に伝えるようにするほか、卒業生と学生がつながる仕組みにもしていければ」とコメント。戸谷学部長は、「今回の学位授与式と入学式だけで終わるのではなく、授業などでも活用したい」と展望を語りました。

なお、4月2日から5日には高輪キャンパス、清水キャンパスでも利用可能となり、各ポイントでフレームが出現しました。

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