医学部付属病院が「認知症と非薬物療法」をテーマに研修会を開催しました

2016年03月08日

医学部付属病院では2月23日に伊勢原キャンパスで、認知症研修会を開催しました。認知症への理解を深めてもらおうと、本病院の認知症疾患医療センターが中心となって毎年実施しているものです。今回は「認知症と非薬物療法」をテーマに講演やパネルディスカッションを行い、学生や教職員をはじめ地域住民や医療従事者ら多数が参加しました。

はじめに、神奈川県認知症対策推進協議会の会長を務める本学医学部の吉井文均教授(神経内科学)が登壇し、認知症の予防やケアに関する同協議会の取り組みや行政の施策などを説明しました。続いて、生活とリハビリ研究所の三好春樹所長が「認知症の介護」と題して講演。施設で高齢者を介護した経験から学んだ認知症の人々とのかかわり方を具体的な事例を挙げて紹介し、「認知症の人の言動を“異文化”ととらえてまるごと肯定し、医学でなく人間学として考えてほしい」と語りました。

後半は、認知症疾患医療センター長の馬場康彦准教授と看護部の磯みどり師長の司会でパネルディスカッションを実施。東京医療センター総合内科医長でジネスト・マレスコッティ研究所日本支部代表の本田美和子氏が「ユマニチュード®※」について、日本スウェーデン福祉研究所の木本明恵氏が「タクティールケア®」を、また、アロマルーム橙の橋本久美子所長が「回想法」についてそれぞれ紹介しました。最後にディスカッションを行い、来場者からパネリストに多くの質問が寄せられました。

参加者からは、「看護師として働いていますが、すぐにでも学び、取り入れたい技術や療法を知ることができました。大変興味深い内容でした」「認知症の人にとっても介護する側にとっても明るい未来が開けてくるように思いました。こうした研修会をぜひまた開催してほしい」などと感想を話していました。

※HUMANITUDEおよびユマニチュードの名称およびそのロゴは、日本およびその他の国における仏国SAS Humanitude社の商標または登録商標です。

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