水族応用生態研究会がエスパルスドリームプラザで「ミニ水族館」を開催しました

静岡キャンパスで活動する学生サークル「水族応用生態研究会」が5月10日に、静岡市清水区の商業施設「エスパルスドリームプラザ」で「ミニ水族館」を開催しました。このイベントは、駿河湾などに生息する海洋生物の魅力を多くの人たちに伝えようと、昨年度から実施しているものです。

学生たちはイベントに向けて、静岡県内各地の沿岸に赴き、魚や貝類などの水棲生物を採集。また、水槽内に海中の様子を再現するため、石や砂、流木などの素材も集めるなど準備を進めてきました。当日は、大小さまざまな水槽にカサゴやウツボ、ハオコゼ、カゴカキダイなどを展示。貝類に触れて観察できる「タッチプール」や大型魚類の骨格標本も紹介。周りには多くの人が集まり、にぎわいを見せる中、メンバーは来場者一人ひとりに生態を説明しました。

水槽展示を担当した手嶋謙さん(海洋学部3年次生)は、「自分たちが海中で見た風景をできるだけ忠実に再現できるよう、細部までこだわって準備してきました。多くの方に楽しんでもらえて、とてもうれしい」と笑顔を見せました。部長の川崎優人さん(同)は、「水族応用生態研究会のメンバーは、キャンパスだけでなく自宅でも魚の世話をしています。日ごろの活動の成果を子どもたちに伝えることができてやりがいを感じました。これからもさまざまなイベントを通じて、駿河湾や水生生物の魅力を発信していきたい」と目を輝かせていました。