静岡キャンパスで6月7日に、海洋学部と静岡市との連携事業「渚の植物観察会」を開催しました。世界文化遺産・富士山の構成資産「三保松原」で見られる海浜植物について学ぶイベントとして、静岡市環境共生課が主催したものです。小学生と保護者約40名が参加しました。

当日は、海洋理工学科海洋理工学専攻の竹内真一教授と研究室の学生10名が講師を務め、子どもと保護者に分かれて海浜植物について講義しました。子ども向けには、学生たちが写真を見せながら、海浜植物の特徴や花言葉などを説明。海辺で植物と共生している昆虫も解説した後、学生手作りの海浜植物カードで神経衰弱を行い、子どもたちはゲーム感覚で楽しく学んでいました。保護者向けには、竹内教授らが取り組んでいる研究の紹介や、三保松原で見られる海浜植物について説明しました。その後は、キャンパス近くの海岸に移動し、実際に生息している海浜植物を観察。学生たちは、「この植物の名前は?」「花言葉は何だったかな?」と問いかけながら、海岸の環境を守る大切さを伝えました。キャンパスに戻った後には、ハーバリウム作りにも挑戦。事前に学生が採取し、乾燥させた海浜植物などを使って、子どもたちは思い思いの作品を作っていました。
参加した子どもたちは、「大学生がわかりやすく説明してくれた」「海から戻ってきた後にやった海浜植物のクイズ大会では満点を取れました」と話していました。この企画を運営した竹田直哉さん(海洋学部4年次生)は、「小学生になるべく分かりやすい言葉で伝えようと意識しました。植物を観察しながら子どもたちがたくさん質問してくれて、興味を持ってくれているのが伝わってきてうれしかった」と話していました。








