人文学部では6月21日に静岡キャンパスで、シンポジウム「人文で資格ってどう?」を開催しました。このシンポジウムは、各種資格について実務者※が説明し、学部での学びが資格の取得や実務での活用にどう結びつくかを、学生に考えてもらうことを目的としたものです。当日は、高校生や学生ら約80名が参加しました。

初めに、斉藤雅樹学部長があいさつに立ち、「資格には難易度や社会的評価などさまざまな種類があるため、どの資格にチャレンジするかが重要です。将来の役に立つ面白い資格を取得して、自分の人生を豊かにしてもらいたい」と呼びかけました。小林孝広講師が人文学部の概要を紹介した後、税理士や学芸員、知的財産管理技能検定、世界遺産検定について各実務者が説明。さらに、青木智海さん(人文学部3年次生)と雄山乃絵さん(同)による司会進行で登壇者と意見を交換し、来場者からの質問を募りました。「資格勉強に関するおすすめの方法はありますか?」の問いに、「独学の場合には先に参考書の答えを見て、理解を深めてから改めて問題に臨むと効率がいい」「周囲の人に“この資格を取る!”と公言すると、発言が自分自身を縛って勉強と向き合う力になるはず」とアドバイスを送りました。
来場者は、「以前、世界遺産検定を取得しましたが、他の検定にも興味が湧きました」「大学進学に悩んでいたので参加しました。挑戦できる資格が豊富で魅力を感じました」と話していました。
※登壇者は以下の通りです。
・税理士:全国青年税理士連盟 高橋紀充会長、安藤寛子氏、安藤克哉氏
・学芸員:海洋学部水産学科 太田勇太助教
・知的財産管理技能検定:総合科学技術研究所 山田繁和教授(本学URA教員、弁理士)
・世界遺産検定:人文学部人文学科 斉藤雅樹学部長



