品川キャンパスの学生が地域の子ども食堂運営をサポートしました

品川キャンパスの学生が5月19日に、高輪子ども中高生プラザ(TAP)で、東京都港区在住の児童・生徒を対象に実施された交流イベント「ティーンズ食堂 台湾DAY」をサポートしました。このイベントは毎月TAPで開かれている子ども食堂の特別バージョンとして、サッカー元U22日本代表で現在は台湾のサッカーリーグで活躍する一柳夢吾選手ら、日本と台湾との交流促進活動に取り組む団体「PRØJECT ONE」が主催したものです。当日は、佐藤弘幸准教授(情報通信学部)の研究室で学ぶ台湾からの留学生、胡元寧さん(大学院情報通信学研究科修士1年次生)と杜卓然(同)さん、黄智裕さん(国際学部4年次生)が参加。他大学の学生らとも協力して、台湾料理「魯肉飯」の調理実習・試食などをサポートし、参加した約30名の小中高生と交流を深めました。

また、胡さんと杜さんは3月12日にもTAPで実施された「ティーンズ食堂」の運営をサポートしました。前日が2011年に発生した東日本大震災当日とあり、被災地である宮城県が全国有数の生産量を誇るセリを使った鍋料理に挑戦。宮城県産の8割を生産する名取市からセリを取り寄せ、他大の学生らと協力して当日参加した約50名の児童・生徒にセリ鍋をふるまいました。

胡さんは、「大人数の料理をつくるのは大変でしたが、他大の学生とも協力して貴重な経験になりました。子どもたちの笑顔を見て達成感を感じました。また機会があればぜひ参加したい」とコメント。杜さんは、「一緒に食事を楽しんだだけではなく、子どもたちがゲームで遊んだり本を読んだり音楽の練習をしたりする様子の見守りも経験して、放課後に子どもたちが安心して過ごせる公共施設の意義を実感しました。迎えに来た親と楽しそうに話す子どもたちの笑顔を見て、皆で協力して子どもたちをサポートしてよかったと思いました」と話していました。佐藤准教授は、「こうしたボランティア活動を重ね、学生たちには “何かをしてあげる”という発想だけではなく、活動自体が自分たちの成長につながるという実感を得てほしい」と話しました。