
熊本キャンパスと阿蘇くまもと臨空キャンパスで活動する「商品開発サークル」が、9月29日から両キャンパスの売店で、アイスクリーム専門工房ついんスター(熊本県菊池市)と協同開発した「塩レモンアイス」(税込み319円)を販売しています。
2021年度に発足した本サークルでは、文理融合学部と農学部での学びを生かし、学内外と連携したさまざまな食品の企画・開発に取り組んでいます。22年度からは「東海大学のキャンパスを巡る商品の開発」プロジェクトを立ち上げ、これまでに各キャンパスのある都道府県にちなんだ5種類のアイスを販売してきました。今回はその第3弾として、湘南キャンパスのある神奈川県をターゲットにメンバーで意見を出し合い、小田原市など西湘エリアで多く栽培されているレモンに着目。リーダーを務める上村耕平さん(農学部2年次生)は、「アイスの甘味とレモンの酸味や苦みを融合させるために、アクセントとして塩を入れてみようと決め、企業に提案しました」と振り返ります。バニラアイスに塩を混ぜ、レモンの皮を乗せることで甘しょっぱい味に仕上がり、「最初にメンバーで試食したときに“これまでのアイスと違う”“甘いものが苦手でも食べやすい”といった声が多く上がりました。販売後も友人や先生方から“おいしかった”と声をかけてもらえてうれしかった」と語りました。
現在は、第4弾として静岡キャンパスのある静岡県をイメージした抹茶とイチゴのアイスを開発中で、来年4月の発売を目指しています。また、11月1日から3日に行われる建学祭「欅祭」で限定販売する「オレンジ」と「シャインマスカット」のクレープアイスも手がけており、上村さんは、「11月でもまだ暑い日が多いので、さっぱりとした2種類の限定アイスを多くの人に食べてほしい」と話しています。


