グローカルフェスタでGlobal Innovation ProjectとP.UNITEDがコラボ企画「PARA ACTION」を開催しました

ToCoチャレ「Global Innovation Project」(GIP)が、10月11日に湘南キャンパスで開催された「TOKAIグローカルフェスタ2025」にて、パラスポーツ8競技団体の合同プロジェクト「P.UNITED」と協働して『PARA ACTION』を開催しました。パラスポーツの認知度向上や未来を考える機会をつくろうとパラスポーツ体験会とトークセッションを実施し、計150名が来場されました。

パラスポーツ体験会では、マイナースポーツであるパラ馬術やパラフェンシング、車いすカーリングの疑似体験ができる各エリアを設けました。パラ馬術は、肢体不自由や視覚障がいのある騎手が馬と一体となって演技の正確性や芸術性を競い合います。乗馬マシンを使って、片手でバランスを取りながら鞭で指示を出す難しさを体験できるブースを設けました。パラフェンシングは、車椅子を床に固定して上半身のみで行う競技です。椅子に座りながら、机に置かれた紙コップを両側から剣で倒していき、どちらが多く敵陣に落とせるかを競うゲームをしました。車いすカーリングは、車椅子に乗ってカーリングをする氷上のスポーツです。専用のデリバリースティックを使って、床に設けたハウスに向かってストーンを滑らせて得点を競い合いました。カーリング仕様のミニボード・テーブルカーリングを用意し、手でストーンを滑らせるゲームも実施しました。
体験会に参加した車いすユーザーや選手、子どもから年配の方まで一緒に楽しむ様子がみられました。

トークセッションでは、「パラスポーツとGIPの共生について~P.UNITEDとGIPで作る未来とは」をテーマに、GIPやP.UNITED、パラリンピックの馬術競技に出場した稲葉将選手と意見交換をしました。お互いの団体の紹介から始まり、コラボしたきっかけやこれまでのP.UNITED主催イベントに参加した感想を伝えました。また、稲葉選手が、GIPが取り組んでいるように障がいのある方と健常者が共に活動をすることの嬉しさや大切さを語り、最後にGIP側とP.UNITED側からみた未来をどう創っていきたいか、協働することで描ける未来はどんなものか語り合いました。

本企画の代表を務めた二見斗也(政治経済学部3年次生)さんは、「パラスポーツ体験で障がいのある選手の努力や競技の大変さを実感し、トークセッションではメンバーそれぞれの背景や想いに触れることで共生社会への理解を深め、実現の重要性を再認識した。また、学生の発想力と社会人の実行力を融合させる意義を感じたため、今回の経験を糧にP.UNITEDとの協働を継続し、パラスポーツの普及とSDGsの実現に向けて取り組んでいきたい。」と語りました。

P.UNITED
公式サイト:https://punited.org/
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