情報通信学部の学生がDELF(フランス語学力資格試験)B2級に合格しました

情報通信学部情報通信学科4年次生の緒方孝ノ典さんがこのほど、フランス国民教育省認定の「DELF(フランス語学力資格試験)」B2級に合格しました。この試験は、フランス語を母語としない人が対象で、聴解・読解・文書作成・口頭表現の4つの言語能力について総合的に判定されるものです。試験はA1、A2、B1、B2の4レベルに分かれており、B2はフランス語圏の大学や大学院への入学条件とされる上級レベルに相当します。

緒方さんはフランス語に興味を持ったきっかけについて、「高校生のころから言語に興味をもち、英字誌などを愛読してきました。さまざまな国の刊行物を原語で読みたいと思い、大学に入学してからドイツ語とロシア語を学び始めました。フランス語を学んだのは、現地の新聞『ル・モンド』を読みたいと思ったからです」と話します。湘南キャンパスで学んでいた2年次から本学語学教育センターが開講するフランス語の授業を履修。3年次生で品川キャンパスに移ってからはオンラインで受講してきました。今年度春学期には、DELF各級の検定試験に向けて学習する「フランス語表現法」(担当教員=語学教育センター・澁谷与文講師)の授業も通じて本格的に試験勉強に取り組んできました。

「情報通信学科で学んでいるプログラミングの勉強に行き詰るとフランス語の雑誌を読んだり音声を聞いたりして気分転換を図り、また専門の勉強に戻る。その逆もあるといったように、バランスを取ることでどちらも飽きることはありませんでした」と話す緒方さんは、「スマートフォンの設定言語をその日の気分でフランス語やドイツ語、ロシア語に変えると、例えば“既読”といった単語が各国語でどのように表示されるかわかります。また、簡単な検索をするときも外国語に設定し、日常的に学びたい言語に接する小さな積み重ねで、大きな効果がありました」と独学のポイントを説明し、「DELFの直前は浴びるようにフランス語を聞き、『ル・モンド』や書籍を読みましたが、特に苦手だった作文や発音についてオンライン授業で澁谷先生に必死に指導を受けました」と振り返ります。

現在、ヨーロッパの大学院への進学を目指し、勉強を続けており、「澁谷先生のサポートを受ける過程で、成り立ちや文化など言語の奥深さを知りました。新たな世界が見えてくる醍醐味を知りつつあり、留学してさらに世界の広がりを実感したい」と話しています。

澁谷講師は、「DELFは欧州全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられる指標である『ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)』の基準でレベルが設定されており、緒方さんが合格したB2級は“自立した学習者”の段階とされます。日常的な語学の学びとしてスマートフォンの言語設定を変えるといった工夫には感心しています。今後もさらに上級の試験や留学に挑戦してほしい。品川キャンパスでもオンラインで初級から上級までの語学講座が受講できますから、ぜひ多くの学生に活用してもらえれば」と話しています。