静岡キャンパスでは、この春から「キャンパスまるごとミュージアム」をテーマにした展示準備が進み、オープンキャンパスを開催する6月14日に公開が始まります。2023年に閉館した自然史博物館と翌年に一般公開を終了した海洋科学博物館に展示されていた貴重な標本や資料をキャンパス各所に配置し、学生が日常の中で海洋学や人文学に触れられる環境づくりを目指します。2~4号館の廊下や海洋科学展示室(通称TOKATEN)、8号館エントランスや図書館に展示スペースを整備し、教員や学生の研究成果も展示して、キャンパス全体を学びの場として活用していきます。

各スペースは、「地球と海の歴史」「海の姿」「海の生物」「海を調べる」「標本は語る」などのテーマに構成しています。約300点の展示の中には駿河湾の深海生物標本やワタリアホウドリの剥製、オオツノジカの骨格標本、メガマウスザメの剥製、海洋調査機器などが並び、学生たちが実物資料を間近で観察しながら学びを深められるよう工夫しています。
展示準備の中心を担った冨山晋一学芸員は、「学生たちが“本物”に触れながら学びを深め、知的好奇心を広げられる内容を目指しました」と説明し、「海洋と人文両学部の授業やレポート作成だけでなく、学芸員資格の取得を目指す学生に向けた博物館実習にも活用したい。展示制作や資料整理、解説板作成などを通じて、実践的に学べる場にもしていきたい」と期待を語ります。また、海洋学部博物館館長を兼任する齋藤寛海洋学部長は、「今後は学外来場者への公開も予定しています。同じ静岡キャンパスで学ぶ園児や児童、生徒にもぜひ気軽に足を運んでもらいたい」と話しています。


