海洋学部水産学科の李銀姫教授がコーディネーターを務める「漁する女子ジャパン」が7月25日に、静岡県・大井川漁港で第5期キックオフ企画「ヌタウナギを学ぼう!」を開催しました。同プログラムは、漁業や漁村の魅力を発信して女性の漁業に対する理解と参画を促すとともに、漁業におけるジェンダー問題の解決や地域活性化を目指して2021年から活動しているものです。今回は大井川港漁業協同組合と同組合所属の漁業者「喜久丸」の協力を得て、約20人がヌタウナギの漁や調理を体験しました。

今回の企画では、李研究室に所属する学生の家族が大井川漁港で漁業を営んでいることから、同港で漁獲されるヌタウナギに着目。ヌタウナギは日本では食材としてのなじみが薄い一方、韓国では一般的に食べられています。李研究室では昨年度の建学祭でもヌタウナギを使った料理を販売し、好評を得ました。当日は参加者が2グループに分かれ、漁に出たグループは喜久丸に乗り込み、あらかじめ海中に仕掛けられていた漁具を引き上げました。港では、漁港関係者からヌタウナギ特有のぬめりの除去方法やさばき方を教わり、子どもを含む参加者が李研究室の学生らとともに下処理や調理に取り組みました。最後にはコチュジャン炒めにして試食し、ヌタウナギの生態や食文化への理解を深めました。
李教授は、「地球温暖化や海洋環境変化等の影響で、各地の漁港で水揚げされる魚種が変わってきています。地域の特産品や文化を守ることはもちろん大切ですが、これまでとれなかった魚や未利用魚の新たな活用法を検討することで、漁業の持続可能性を高めることができます。今後もさまざまな漁港や漁師の方々との連携を深め、小規模漁業の発展に寄与していきたい」と話しています。


