品川キャンパスの学生が8月26日に東京都港区の高輪子ども中高生プラザ(TAP)で、同施設の学童クラブに通う低学年の児童を対象にした環境問題に関する授業を実施しました。TAPの活動を支援する社会貢献団体「PRØJECT ONE」と親交がある佐藤弘幸准教授(情報通信学部)が呼びかけ、本キャンパスの学生たちがTAPで子ども食堂やスポーツ活動をサポートしています。今回は、政治経済学部3年次生の山口遥香さんと高橋希英さん、前場若夏菜さんが参加し、子どもたちにプラスチックのリサイクルや海洋プラスチック問題に関心を持ってもらおうと、TAPと協力して企画したものです。


当日は、山口さんと高橋さんが授業を担当。小学校1~4年生の児童約35名が参加しました。2名は「プラスチックごみの問題と解決」をテーマに交互に登壇。「①海洋問題」「②プラスチックとごみの関係」「③身の回りの石油」「④わたしたちにできること」の4つのポイントで授業を展開しました。ウミガメや魚が餌と間違えてビニールごみを食べてしまう事象や海洋マイクロプラスチックの影響、捨てられたごみの行方や焼却・埋め立てに伴う課題、リサイクルの重要性などを分かりやすく話し、クイズ形式で子どもたちに石油から作られる身の回りの製品について質問。「ごみを分別し、ものを大切に扱うことが大切です。そのためには何から始めたらよいでしょう」と語りかけました。また、本キャンパス内にペットボトルキャップを回収するボックスを設置し、「PRØJECT ONE」を通じて途上国の子どもたちのワクチン接種に協力する取り組みに参加したことも紹介しました。


子どもたちからは、「キャップを集めて寄付するとワクチンになると初めて知りました」(1年生)、「キャップ回収活動は知っていたけれど、石油からいろいろなものがつくられていること知って驚きました」(3年生)、「マイクロプラスチックが海の生き物に与える影響について勉強になりました。キャップの回収に協力したい」(4年生)といった感想が聞かれました。
山口さんは、「子どもたちを前に発表するのは初めてで緊張しました。熱心に聴いてくれて、思っていたよりも反応がよかったのでうれしかった」と笑顔で話しました。高橋さんは、「準備段階で調べることや考えさせられることが多く、いい経験になりました。授業では、子どもたちが石油とプラスチックの関係をどこまで知っているのかを探りながら、少しでも知識と知識をつなげて環境に貢献できるようになってほしいと考えながら話しました」と振り返りました。佐藤准教授は、「自分の行動が周囲にどのような影響を与えられるのか、その行動によって何をどのように変えられるのか、そして、身近な人との関わりだけではなく、顔の見えない人たちとのつながりを意識する機会にしてほしいと考えています。こうした活動により多くの学生が関心を持ち、積極的に参加してもらうことを期待したい」と話しました。

