理系教育研究センターの白澤准教授が「ゲームマーケット2026秋」に出展しました

理系教育研究センターの白澤秀剛准教授がプロジェクトリーダーを務める「ビジネススキル育成Project」が10月17、18日に、千葉市・幕張メッセで開催された「ゲームマーケット2026秋」に出展しました。産学共同研究で開発したビジネススキル育成ボードゲームを紹介し、来場者が試遊を通じて教材の特徴に触れました。

このボードゲームは、白澤准教授がゲーム設計と研修プログラムの監修を担当し、2022年度から企業との共同研究で開発を進めているものです。仲間と協力して課題の解決を目指す「プロジェクト型作業円滑化教材」と、周囲に助けを求める力を養う「援助要請円滑化教材」の2種類があり、ファンタジーや宇宙開発、薬局での業務などを題材にしています。一般的な教育用ゲームとは異なり、学習内容を前面に出さず、登場人物になりきって楽しむ中で、普段は口にしにくい考えや本音を引き出すよう工夫しています。25年度からは新たに5社が加わった全6社との産学共同研究の第2期に入り、今年はIT企業向けのプロジェクト型教材と、ゾンビを題材にした援助要請教材の新作2種類も開発しました。

会場では、初対面の参加者同士が協力してゲームを進め、終了後に握手やハイタッチを交わす場面も見られました。事前にパンフレットやウェブサイトで教材を知り、同プロジェクトのブースを目当てに訪れる人や、企業研修への導入に関心を寄せる人もおり、白澤准教授は、「学会発表にとどまらず、研究成果を広く社会に還元することを目的に出展を続けています。今年は私たちのブースを目当てに訪れる人がいたことに驚いた」と話します。

同プロジェクトでは現在、開発した教材の企業研修での効果検証を進めており、研修の1、2カ月後に実施した追跡調査でも、対象とするスキルの向上を示すデータが得られています。今後に向けて白澤准教授は、「今後も企業研修での効果を検証するためのデータを集め、研究成果を学会で発表していきたいと考えています。さらに、計画的に仕事を進める力を養う教材についても検証を進め、最終的には3部作として完成させたい」と展望を語っています。