ライトパワープロジェクトがWFESにソーラーカーを出展しました

ラ イトパワープロジェクトが、1月20日から22日までアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営展示センターで開催された国際イベント「ワールド・フュー チャー・エナジー・サミット2014」(WFES)の展示会にソーラーカーを出展しました。この催しは、UAEの国営企業であるアブダビ・フューチャー・ エナジー社(マスダール)が主催したもので、期間中には世界各国のエネルギー関連企業が出展したほか、専門家による国際会議なども行われました。

東 海大学は、日本政府と国際石油開発帝石株式会社(INPEX)からの招請を受け、INPEXグループのジャパン石油開発株式会社(JODCO)のブースに ソーラーカーや大学を紹介するパネルを展示し、ビデオも上映。ソーラーカーチームに所属している日本人学生やUAEからの留学生、平岡克己工学部長をはじ めとする教職員ら12名が、来場者に英語やアラビア語でチームの活躍やマシンの性能などを説明しました。20日には茂木敏充経済産業大臣がブースを訪れ、 現地のシェイク・ナヒヤーン・ビン・ムバラク・アール・ナヒヤーンUAE文化・青年・社会開発大臣、スルターン・アフメド・アール・ジャベール国務大臣、 スヘイル・アール・マズルーイー・エネルギー大臣をはじめとする政府閣僚が次々と見学に来られました。また、数多くのメディアからの取材を受け、テレビ ニュース、新聞記事、ニュースサイトなどで取り上げられるなど、大きな注目を集めました。

展示会終了後の23日には、石油資源大学のキャ ンパス内でソーラーカーの展示と説明を行い、学内でのデモ走行を実施。その後、マスダール・シティに移動して実施したテスト走行では、サーレム・タリヤム さん(工学部3年次生)がUAE人初のソーラーカードライバーとなって、ソーラーカーの走行を披露しました。なお、1月24、25日に開催された「マス ダール・フェスティバル」では、マシンの展示と特別講義を実施。ライトパワープロジェクトのアドバイザーを務める木村英樹教授(工学部)、福田紘大講師 (同)や学生らが、ソーラーカーに使われている技術や設計方法などについて講義しました。市民など多くの観客が見守る中、ソーラーカーのデモンストレー ション走行も行いました。

UAEでのソーラーカー関連イベントに参加した関川陽さん(大学院工学研究科2年次生)は、「現地では多くの方 に興味を持っていただくことができ、エネルギー問題への同国の関心の高さを実感することができました。同じ分野を学んでいる学生とも意見交換をすることが でき、多くの刺激を得ることができました」と話しています。