「東海大学3.11震災特別番組『未来へ~これまでをこれからに』」を生放送しました

2015年03月20日

文学部広報メディア学科では、3月11日の午後1時から3時まで「東海大学3.11震災特別番組『未来へ~これまでをこれからに』」を湘南キャンパス3号館地下スタジオから生放送しました。本学科では、東日本大震災発生直後の2011年5月から岩手県大船渡市を定期的に訪れて現地の子どもたちとの交流や取材活動を続けています。12年にスタートした湘南ケーブルネットワーク(SCN)での震災特別番組も今年で4回目を迎えました。

総合プロデューサーの飯島春佳さん(2年次生)は、「東日本大震災から4年が経ち、記憶は徐々に薄れてきているように感じます。あらためて震災と向き合い、今後起こりうる湘南地域での災害に備える番組にしようと思いました」と振り返ります。学生たちは2月中旬に5泊6日で大船渡市を訪れ、津波の壊滅的な被害から立ち直りカキの養殖や食事を提供している「漁師のカキ小屋」の様子や、"被災地に若者が集える場所を作ろう"というコンセプトで14年5月にオープンした「Ecclesia- Coffee & Breakfast」を取材。津波で1階の天井まで水に浸かりながらも復興を遂げた創業76年を誇る老舗「丸橋とうふ店」や、全線開通した南三陸鉄道の"今"もインタビューを行いました。また震災に備える企画として、自宅でガスや電気、水道を止めて生活する体験レポートのほか、防災グッズの紹介、「知っていた? 災害における疾病」と題して東海大学医学部付属病院の医師や看護師のインタビューも実施。真野駿也さん(同)と倉本茜さん(同)が司会を務めた放送当日のスタジオではこれらの映像に加え、ゲストを招いて「震災時に活躍するロボット」や「ハンディキャップも支え合う社会」といったコーナーも放送したほか、新企画としてフェイスブックやツイッターを使って視聴者から寄せられた震災への思いも紹介。番組終盤には、大船渡市の読書ボランティア「おはなしころりん」代表の江刺由紀子さんとも電話をつなぎ、東北地方太平洋沖地震が発生した2時46分には電話を通して届けられたサイレンの音に合わせて黙祷しました。

真野さんは、「初めて司会を担当させてもらい、これまで以上にたくさんの方々と出会い、接することができました。まだ仮設住宅で暮らしている人や、震災から立ち上がろうと頑張っている人もたくさんいます。震災を忘れずに、もう1度会いに行く。人とのつながりを大切にする。それが私たちにできることだと思います」と語りました。指導にあたった五嶋正治教授は、「この4年間、さまざまなメディアが震災を取り上げる一方で、記憶はどんどん薄らいでいきます。そんな中、学生たちが"忘れてはいけない"と震災を振り返り、地元のメディアを通して防災・減災情報を自分たちの学ぶ地域で発信し、備えることは大切な取り組みだと思います。その時々に合った内容で番組を制作している学生たちの姿は頼もしくもあります」と話しました。

「東海大学3.11震災特別番組『未来へ~これまでをこれからに』」を生放送しました

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