2019年度松前重義賞授与式を実施しました

東海大学では、2月5日に湘南キャンパスなどで、学校法人東海大学の2019年度松前重義賞授与式を実施しました。この賞は、建学の精神に基づき、文化・スポーツ・学術研究の分野で顕著な成績(業績)を収めた学生、生徒、児童、園児、教職員と卒業生をたたえるもので、今年度は最優秀賞や優秀賞など各賞を合わせて627団体(1月15日時点)を表彰しました。1月15日に東京・霞が関の東海大学校友会館で松前達郎総長から各教育機関の代表者に賞を伝達し、2月5日に湘南、札幌、熊本キャンパスで学生、教職員への授与式を挙行しました。

授与式当日は、湘南キャンパスでの授与式に代々木、伊勢原、清水キャンパスの受賞者も出席。熊本と札幌の両キャンパスともテレビ会議システムでつないで式を執り行いました。試合やコンクールの映像を交えながら、受賞団体や個人受賞者を紹介し、祝辞では山田清志学長が、「今後も受賞に恥じない活躍を期待しています」とメッセージを送りました。その後、湘南キャンパスでは山田学長、熊本キャンパスでは長野克也教学部次長(農学部教授)、札幌キャンパスでは網野真一キャンパス長から各賞受賞団体の代表者に賞状とトロフィーを授与しました。

湘南キャンパスでは、スポーツ部門の最優秀団体賞を受賞した陸上競技部から鬼塚翔太選手(体育学部4年次生)が謝辞に立ち、「松前重義賞という名誉ある賞をいただき、大変うれしく思うとともに、関係者の皆さまに学生を代表して厚く御礼を申し上げます。私は箱根駅伝での初優勝することを目標に高校時代ライバルだった仲間たちと東海大学に入学しました。しかし、1、2年時の箱根駅伝では結果で恩返しをすることができない日々が続き、焦りを感じるとともに高校時代とは比べ物にならないほどのプレッシャーに押しつぶされそうなときもありました。そんなとき、仲間が私の悩みを親身になって聞いてくれて、温かい言葉やときに厳しい言葉をかけてくれました。そんな仲間とともに上級生になった3年目の箱根駅伝では、初優勝を勝ち取ることができ、さまざまな方への感謝の気持ちが涙となって溢れ出たことを鮮明に覚えています。4年目の箱根駅伝では総合2位となりましたが、この4年間で積み上げてきたものは私にとって大きな財産です。私を含め、本日出席している4年生は、東海大で学んだことに自信と誇りを持ち、それぞれのステージで精進してまいります」と語りました。

その言葉を受け、山田学長は「陸上競技部の選手たちは大きなプレッシャーを跳ねのけて、箱根駅伝初優勝という喜びを大学にもたらしてくれました。今年も2位にはなりましたが、誇り高き走りを見せてくれたと感じています。受賞者の皆さんもそれぞれの壁を乗りこえて素晴らしい功績を残したのだと思います。ぜひ今後も努力を怠らず、活躍してほしい」と話しました。