2019年度秋学期学位記授与を執り行いました

東海大学では3月24日、25日の両日、湘南をはじめ清水、伊勢原の3キャンパスで2019年度秋学期の学位記授与を執り行いました。例年、本学では湘南、熊本、札幌の3キャンパスで学位記授与式の式典を挙行していますが、今年度は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて大規模な式典を中止。湘南、清水、伊勢原では大学院の各研究科や学部学科単位で、山田清志学長や各学部長、学科長らから個別に学位記を手渡しました。また、当初19日に式典を予定していた熊本と21日に予定していた札幌では地域の感染拡大状況などに鑑みて個別の学位記授与も中止し、郵送といたしました。

今学期は、湘南、代々木、高輪、清水、伊勢原の各キャンパスにある大学院から博士学位取得者31名(博士課程20名、論文博士11名)、修士学位取得者331名が修了し、学部から5633名が卒業を迎えるとともに、別科日本語研修課程から29名が修了。熊本キャンパスでは修士学位取得者5名、学部から449名が卒業しました。札幌キャンパスでは学部から311名が卒業しています。

24日には、3キャンパスで大学院の学位記記授与を実施。湘南では午前中に博士課程の授与を行い、学校法人東海大学の松前義昭理事長や本学の山田清志学長、梶井龍太郎副学長らが列席する中、総合理工学研究科と文学研究科(後期)を修了した大学院生に山田学長から学位記を、各研究科長からメダルを授与しました。席上、松前理事長があいさつし、「今後もさらなる研鑽を積み、世界で活躍できるよう成長してください。そのことが皆さんの希望を星につなげることになります」と語りかけました。午後には人間環境学研究科や体育学研究科などの修士課程修了者への学位記も授与。工学研究科建築土木工学専攻の授与会場では、専攻長の梶田佳孝教授が「2年間磨いてきた専門に自信をもって社会に飛び出してほしい。皆さんの未来への出発にエールを送ります」と激励し、文学研究科では平野葉一研究科長が、「専門知識とともに培った”ものを考える力”をそれぞれの道で生かしてください」と呼びかけました。また、清水では海洋学研究科、伊勢原では医学研究科と健康科学研究科の修了生に学位記を授与しました。

25日の湘南では、午前に理工系学部、午後に文系学部を中心として学位記を授与。各学部では学科ごとに教室を使用して実施しました。観光学部は2号館小ホールを使用して全体で行いましたが、手指の消毒やマスク着用、出席者の間隔を空けるなど新型コロナ対策を徹底。藤本祐司学部長は祝辞で、「このような状況ではリスクマネジメントが最も大切。最悪の事態を想定して行動することが肝要です。卒業生の皆さんもデマに惑わされず、適切な情報を取捨選択するスキルをこれからも磨いてください」と語りました。清水では海洋学部の卒業生に学位記を授与。山田吉彦静岡キャンパス長は、「学生たちには、何事にも臨機応変に、柔軟に対応できる社会人になってほしい」とエール。秋山信彦学部長は、「本学部で4年間勉強してきたことが直接仕事につながる学生はもちろん、そうでない学生にも豊かに生きるための教養として生かしてほしい」と期待を寄せました。なお、伊勢原では医学部の卒業生にそれぞれ学位記を手渡しました。

なお、各キャンパスでの学位記授与式式典を中止したことから、本学ではYouTubeチャンネル[東海大学公式]において、山田学長による『「祝卒業」学長メッセージ』を配信しています。
【公開動画】※動画は配信日時より視聴可能です
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