アジア・環太平洋学長研究所長会議

アジア・環太平洋学長研究所長会議」は、東海大学の創立者・故松前重義と米国タフツ大学元総長の故J・マイヤー博士の提唱により設立されたもので、1987年、東京で第1回会議を開催しました。以降、隔年(2003年の第9回は重症急性呼吸器症候群の影響で開催を延期、2004年開催)でアジア・環太平洋圏の各都市で開催されています。

平和と繁栄の世紀を次世代に引き渡すために我々は何なすべきか。教育者、知識人が一堂に会し、地球および人類を取り巻く諸問題を討議する必要がある」との故松前重義の呼びかけで始まったこの会議は、アジア・環太平洋地域各国の教育機関の代表者や有識者が集い、平和と安定の促進、地球環境、情報ネットワークなどについて、また、それらの問題に対する大学、教育関係者、研究者等の役割などについて討議を重ねてきています。

会議の歴史

第1回会議:「核時代に生きる知識人は、今なにをすべきか」

主催:東海大学
期間:1987年8月17日~8月19日
場所:日本、東京
参加:18ヶ国、56機関、73人

第2回会議:「アジア環太平洋地域の平和と繁栄のために」

主催:東海大学
期間:1989年8月7日~8月9日
場所:日本、東京
参加:30ヶ国、60機関、69人

第3回会議:「地球環境保護と人類の未来について」

主催:極東大学、ソ連科学アカデミー極東支部
期間:1991年7月31日~8月3日
場所:ロシア(当時ソ連)、ウラジオストク
参加:13ヶ国、60機関、91人

第4回会議:「我々の海、我々の挑戦;太平洋の環境保護」

主催:アラスカ州立大学
期間:1993年9月12日~9月16日
場所:アメリカ合衆国、アラスカ州アンカレッジ
参加:10ヶ国、26機関、63名

第5回会議:「新太平洋共同体」

主催:ブリティッシュコロンビア大学
期間:1995年4月30日~5月3日
場所:カナダ、バンクーバー
参加:12ヶ国、37機関、56名

第6回会議:「持続可能な英知の共有~アジア・太平洋パートナーシップ」

主催:ハワイ大学、東海大学
期間:1997年1月13日~1月15日
場所:アメリカ合衆国、ハワイ州ホノルル
参加:8ヶ国、29機関、70名

第7回会議:「未来に向けてのグローバルな人類の役割」

主催:東海大学
期間:1999年1月14日~1月15日
場所:日本、熊本県
参加:10地域、40機関、64名

第8回会議:「情報技術時代における大学の使命」

主催:漢陽大学、東海大学
期間:2001年10月8日~10月11日
場所:韓国、ソウル
参加:8地域、60機関、90名

第9回会議:「アジア太平洋の対話における大学の役割」

主催:東海大学、極東国立総合大学
期間:2004年5月19日~5月20日
場所:ロシア、ウラジオストック
参加:10地域、35機関、76名

第10回会議:「大学と世界発展の相互作用における新しい局面」

主催:復旦大学、東海大学
期間:2005年6月12日~6月14日
場所:中国、上海
参加:15ヶ国・地域、30機関、50名