健康科学部社会福祉学科講演会「よくわかるギャンブル依存症」を開催しました

2018年12月20日

健康科学部社会福祉学科では12月14日に伊勢原キャンパスの松前記念講堂で、2018年度学科講演会を開催しました。社会福祉関連のトピックスや最新の研究成果などに関する知見を深めようと、毎年企画しているものです。今回は、「こころのホスピタル町田」の精神科医で北里大学医学部精神科学の診療講師でもある蒲生裕司氏が、「よくわかるギャンブル依存症~本人のせいにしない回復・支援~」をテーマに講演し、学生や教職員をはじめ、近隣住民ら約100名が聴講しました。

蒲生氏は、ギャンブルの程度や頻度を制限できずに病的にのめり込む「ギャンブル障害」が、家庭内不和や職場での信用失墜、民事・刑事問題を引き起こすだけでなく、自殺にまで至ることを説明し、依存症に陥るメカニズムについて解説。また、集団療法や催眠療法、認知行動療法といった精神療法や薬物療法が試みられているが決め手に欠ける状況を紹介し 、「ギャンブル依存症の人を支援する際に最も大切なのは、自己責任を追及しないこと。ギャンブルに代わる具体的な行動を見つけ出すとともに、お互いに苦痛を感じない関係を築いて継続的にサポートすることが回復につながる」と語りました。

参加者は、「漠然としたイメージしかなかったギャンブル依存症について、理論的に学べてよかった。カジノが併設できる統合型リゾートの開発が話題になっていますが、ギャンブル依存症に関する正しい知識を身に付けた上で、カジノ設置の可否について話し合わなければならないと思いました」「自己責任を追及しないという考え方に共感しました。ギャンブル以外の分野に興味が持てるように促すのが大切だと学びました」などと感想を話していました。

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