金原講師が国際会議「日本と南東欧-100年を超える政治・経済・文化・学術交流―」で講演しました

文学部の金原保夫講師(元・文学部歴史学科西洋史専攻教授)が、11月21、22日にブルガリア国立ソフィア大学で開催された国際会議「日本と南東欧-100年を超える政治・経済・文化・学術交流―」で基調講演を行いました。この会議は、本年が日本とブルガリアの国家間交流開始から110周年・外交関係樹立80周年・外交関係の再開60周年という3つの節目を迎えたのに合わせて、両国を中心に南東欧諸国を含めた交流について話し合う学術会議としてソフィア大学日本学科が主催したものです。東海大学は、1969年にブルガリア政府と学術交流に関する覚書を締結。以来、活発な交流活動を展開し、現在も定期的に留学生の交換を続けています。会議では、4名の招聘研究者による基調講演を含めて、28人の研究者の発表と質疑応答が行われました。

金原講師は招聘研究者の一人として、最初に登壇。「日本・ブルガリア学術交流の発展-東海大学トラキア調査団による考古学的共同発掘調査-」のテーマで、ブルガリア語で講演しました。講演では、両国の学術・教育面での交流における東海大学の先駆的役割を紹介。なかでも、1984年から2012年まで23回にわたって実施されたトラキア調査団の考古学的発掘調査の概要やその成果を説明しました。金原講師は、「講演した会場は、1971年に当時の松前重義総長がソフィア大学から最高名誉学位を授与された時に記念講演を行った場所であり、その同じ演壇で講演する機会を得たことに感慨を覚えました。大変光栄に思います」と語っています。

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