広報メディア学科の学生グループが第16回神奈川産学チャレンジプログラムにて最優秀賞に3件選出されました。

課題解決型研究コンペ「神奈川産学チャレンジプログラム」の表彰式が昨年12月17日に開かれ、東海大学の学生グループが最優秀賞3件、優秀賞2件を受賞しました。同プログラムは、参加企業が日常の経営課題の中から実践的な研究テーマを提示し、学生チームが数カ月をかけて解決に向けて取り組んだ成果を企業にプレゼンテーションするものです。今年度は21大学から213チームが参加し、最優秀賞24件、優秀賞44件が選出されました。本学から最優秀賞を受賞したのは、文化社会学部(文学部)広報メディア学科の小泉眞人教授の研究室に所属する3グループ。小泉ゼミでは、毎年このコンペティションでの受賞を目指しており、今年度も半年近くの準備を重ねてきてきました。

小嶋美樹さん(3年)らは、江ノ島電鉄㈱の課題に挑戦し、沿線の腰越駅を舞台に、古い街並みを生かした商店街の活性化を提案。小嶋さんは、「フィールドワークも重ねながら準備をしてきました。小泉ゼミの他のチームと切磋琢磨してきたからこその最優秀賞なので、ゼミの仲間に感謝したい」と振り返りました。また、横浜新都市センター㈱の課題「横浜都市ビルの活性化」に対して、ストリートミュージシャンらが集う「音楽による街づくり」のアイデアをまとめた山下竜平さん(同)らは、「個性豊かな学生が集まっていたので、楽しみながら最高の結果を残すことができた。来年度も継続して結果を残せるように頑張りたい」と抱負を語りました。石塚大智さん(同)らは、京浜急行電鉄㈱による「みうら国立国宣言~親子で学ぶみうら国の魅力~」に取り組みました。マリンスポーツなどの観光資源を生かしたイベントなどで地域活性化を目指す企画を練り上げ、「論理を構築していく経験は社会に出ても役に立つと思うので、とても勉強になりました」と語っています。

指導にあたった小泉教授は、「学生たちは現状を整理し、課題を見つけ、提案するという一連の研究プロセスを自発的かつ丁寧に行っていました。何より学生同士のチームワークのよさが好成績につながったではないでしょうか」と語りました。