メディアプロジェクト テレビ班が制作した「東海大学特別番組『未来(あす)へ』〜これからもずっと〜」が放送されました

文学部広報メディア学科の学生によるメディアプロジェクト テレビ班が、「東海大学特別番組『未来(あす)へ』〜これからもずっと〜」を制作。3月11日午後1時から2時間にわたり、湘南ケーブルネットワークをキー局として神奈川県下の8ケーブルテレビ局で放送されました。テレビ班では、2011年3月に発生した東日本大震災を受け、12年から毎年、震災特別番組を制作しています。被災地の現状やキャンパスのある湘南地域での防災対策について取材を重ね、昨年度からは熊本地震の被災地にも足を運び、現地の声や復興への歩みを伝えてきました。

7回目を迎えた今回のテーマは「いのち」。番組内では戦争体験を後世に引き継ぐために、『とうきょうの空』という絵本を執筆し、各地で読み聞かせをする幸田和子さんの活動を紹介しました。さらに、多様な視点から「いのち」について伝えようと、神奈川県内で行われる献血活動や消防活動にもスポットを当てたほか、これまでの番組同様、東日本大震災や熊本地震の被災地も取材し、復興に向けた現状をまとめました。プロデューサーを務めた尾前隼士さん(2年次生)は、「メディアでは殺人事件や国際問題などのニュースが報道されています。『命を奪うのは自然災害だけではない』とあらためて感じ、今年は命の尊さを伝える番組内容にしました」と振り返り、ディレクターの加藤聖也さん(同)は、「取材を進める中で、健康で生きていられることがとてもありがたいことだと感じました。番組をご覧になった方々にとって、『いのち』や『生きる』意味を考えてもらえるきっかけになったらうれしい」と話しました。

指導にあたった五嶋正治教授は、「番組制作も7年目を迎え、学生たちはプロジェクトを継続してきた価値を重く受け止めています。先輩たちの取材活動、映像アーカイブは後輩たちに財産として引き継がれ、今回の番組にも活かされています。また、学生たちは毎月制作をしているドキュメンタリー番組『ミネスタウエーブ』、インタビュー番組『東海Book Café』の実践を活かし、学生が協働しながら番組制作を行っていました。 1年間にわたる年間を通じた学科のメディア制作実践教育の成果と思えます」と語っています。

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