文学部の山花京子准教授が平塚市のイベントで「東海大学所属古代エジプトコレクション」をテーマに講演しました

2016年11月08日

10月8日と15日に湘南キャンパスで開催された平塚市教育委員会主催の講座「考古学の世界」で、文学部の教員が講演しました。このイベントは、「平成28年度平塚市民・大学交流事業」として行われたものです。8日にはアメリカ文明学科の吉田晃章教授が「アンデス文明と土の象形 収蔵品にみる先住民の世界観」と題して、15日には山花京子准教授が「東海大学所蔵古代エジプトコレクション」をテーマに講演し、両日ともに多くの市民らが参加しました。

15日の講座では山花准教授が、キャンパス内にある松前記念館で開催していた「東海大学所蔵古代エジプト及び中近東コレクション(AENET) ミニ展覧会」の展示構成に従って、展示物の特徴や見どころを、製作された時代や地域、衣食住、文化、政治、産業、信仰などと関連づけながら解説しました。また、本学工学部や情報技術センターのほか、世界の第一線で活躍する研究者らと連携し、2013年度から3年計画で実施したAENETに関する研究やパピルス文書の修復保存、解読プロジェクトの成果についても説明。さらに、工学部の教員や学生と協働し、古代エジプト人が身に付けていたと考えられる硫黄ビーズ製のネックレスの再現に取り組む、本学ならではの文理融合プロジェクトについても紹介しました。

後半は松前記念館の「ミニ展覧会」を見学。山花准教授とチャレンジセンター・ユニークプロジェクト「Egyptian Project」に所属する学生たちが、展示物について説明しました。会場では、AENETコレクションに収蔵されている柱の一部から全体を推定復元し、2m近くある大きな柱を発泡スチロールで再現した展示や、「ファイアンス」と呼ばれる、現代には製法が伝えられていない貴重なガラス質物質(ガラスと焼き物の中間物質)などが注目を集めていました。また、本プロジェクトが現在取り組んでいる、遺物の360度画像や3D画像の処理についても、学生がスライドやタッチパッドを使って紹介しました。

参加者からは、「歴史的な意味や価値を説明してもらったので、コレクションをより身近に感じて楽しむことができました」「先生の解説も学生さんの説明も、大変わかりやすかった。今後もぜひこうしたイベントを続けてほしい」といった感想が聞かれました。また、「3D画像で坪や器の中が見られたら面白い」などの意見も出され、学生たちは「今後の活動や研究につながる貴重な意見や感想をもらいました」「今後も地域の皆さんに喜んでいただけるよう、プロジェクトの活動を続けたい」などと話していました。

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