「富士山麓アカデミック&サイエンスフェア2018」で優秀賞を獲得しました

大学院海洋学研究科1年次生の伊藤菜波さんを筆頭とする海洋学部海洋生物学科の研究チーム(指導教員:野原健司准教授)は、昨年11月28日に静岡県富士市のふじさんめっせ(富士市産業交流展示場)で開催された「富士山麓アカデミック&サイエンスフェア2018」でポスター発表に参加。優秀賞を獲得し、2月22日に清水キャンパスで開かれた本学部主催の表彰式で川崎一平海洋学部副学部長から表彰状と記念品を手渡されました。同フェアは、静岡県東部地域を中心とした高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校)・企業・行政が連携し、日ごろの研究成果を広く発表するもの。異分野の学生が交流を深めることも目的の一つです。

学生たちは「日本沿岸から採集されたトラザメ属魚類の遺伝的・形態的特徴」をテーマに発表。日本にはトラザメとイズハナトラザメが生息しており、2018年にはこれら2種に類似した伊豆諸島の深海底500~600mに生息する未記載種も確認されています。今回の研究では、未記載種も含めた日本におけるトラザメ属魚類3種の遺伝的・形態的特徴を比較検討し、体表の斑紋、口幅、臀鰭の高さ、楯鱗の構造、卵殻の構造に違いが見られたことを報告しました。

伊藤さんは、「大学院での研究はさらに続くので、継続して調査し、成果を挙げていきたい」と話しています。

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