地域に貢献した学生に対して授与する善行賞の授与式を行いました

1月20日に清水キャンパスで善行賞の授与式を行いました。2007年度から授与している同賞は、近隣住民の方を助けるなど地域に貢献した学生に対して海洋学部が表彰するものです。昨年11月には静岡市内で電柱に頭を打ち、痛がっていた小学生を車で保護者のもとまで送り届けた清水正明さん(2年次生)をはじめ、これまでに10名の学生が受賞しています。今回は道に迷い、疲れ切っていた高齢の男性を助け、交番へと送り届けた伊豆山慎太郎さん(2年次生)が受賞しました。

授与式では千賀康弘学部長が伊豆山さんに賞状と記念品を授与。その後行われた懇談では伊豆山さんが、「座り込んでいた男性はすり傷も負っていて、困っているのがすぐに分かりました。思わず声をかけ、男性の住む介護施設まで一緒にいくことにしましたが、しばらく歩くと目的地の位置もしっかりと把握できていないことが分かりました」と経緯を説明。「交番に向かっている途中には、『のどが渇いた』とも言っていたので、飲食店で水をもらうこともありました。お店の人も親身になって心配してくれて、私自身も地域の方の温かさに触れられた気がします」とも話し、千賀学部長は、「介護施設の職員の方から感謝の手紙が大学に届き、今回の内容を知りました。人助けは当たり前のようで、いざ行うとなると勇気が必要です。本学部にそのような行動をとれる学生がいることを誇らしく思います」と称えました。

伊豆山さんは、「何よりも男性が無事でよかったです。表彰してもらえるとは少しも思っていなかったので、受賞の連絡が来たときは驚きました。普通のことをしただけですが、うれしかったですね」と笑顔を見せ、千賀学部長は「大学ではさまざまな活動を通じて地域連携を進めていますが、教育活動としての取り組み以外でも、学生が地域に溶け込んで近隣住民とつながっているのは素晴らしいことです。これからも多くの学生に善行賞を授与していきたいですし、学生生活の励みにしてもらいたい」と話しました。

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