メイヨクリニックの看護師4名を迎えて講演会と交流会を開きました

看護学科では11月6日に伊勢原キャンパスで、アメリカ・メイヨクリニックの看護師4名を迎えて講演会と交流会を開きました。本学科では国際性のある看護職を養成するための教育の一環として、先進的な医療で世界的に有名なメイヨクリニックと1995年から交流しています。毎年春には、選択科目の「国際看護演習B:メイヨ」を履修する学生が同クリニックで研修に取り組み、秋には看護師を迎えて学術交流を行っています。今回は、ドーン・ネルソン氏とエミリー・イングラム氏、オードリー・ピーケンブロック氏、スマロ・スパンドニディス氏が来学し、学生や大学院生、教職員、医学部付属病院の看護師らと交流しました。

午前には3号館で、主に看護学科の学生を対象とした講演会を実施。スマロ・スパンドニディス氏が、世界中のすべての人々の健康改善や健康の公平性を目指す「グローバルヘルスケア」の意義や各国の取り組み、看護師としての自身の活動などを紹介ました。ランチタイムに2号館で開いたウエルカム・パーティーでは、学生や大学院生、教職員らがメイヨクリニックの看護師を囲んで両国の看護教育や医療の現状について語り合い、交流を深めました。その後4名は、キャンパス内にある医学部付属病院の病棟やスタッフステーション、中央手術室、高度救命救急センター、ドクターヘリなどを、学科教員の案内で見学しました。

午後には松前記念講堂で、大学院健康科学研究科看護学専攻と東海大学看護師キャリア支援センターの共催による「メイヨクリニックナース来日講演会」を開催。エミリー・イングラム氏が、看護職者のバーンアウト症候群(燃え尽き症候群)をテーマに講演し、大学院生や看護師キャリア支援センターの研修生、教職員、医学部付属病院の看護師ら多数が聴講しました。イングラム氏は、適切な人員配置や整ったワークライフバランスが看護師のバーンアウトを抑え、医療ミスの防止や看護の質の向上につながることを説明。「3つの”よかったこと”を思い出すトレーニングを続け、仲間を見つけてそれを共有することが自己の向上につながります。患者さんのためにも、皆さんは”ハッピー”でなくてはいけません」と語り、親切にされたことや感謝の気持ちをWEB上で伝え合うことで仕事への意欲や喜びを高めていくメイヨクリニックの取り組みを紹介しました。参加者は、臨席者とバディーを組んで”よかったこと”を語り合うワークにも取り組み、終了後には活発な質疑応答が交わされました。

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