医学部付属病院が「ドクターヘリ見学会」を開催しました

2018年08月22日

医学部付属病院では8月7日と20日に伊勢原キャンパスで、主に神奈川県内の小中学生、高校生を対象とした「ドクターヘリ見学会」を開催しました。ドクターヘリに関する知識を深めてもらい、救命救急医療のさらなる円滑化を図ることを目的として実施したものです。両日で、児童・生徒34名と保護者ら計63名が参加しました。

ドクターヘリは、救急医療に必要な機材を装備し、専門の医師と看護師が搭乗するヘリコプターです。消防機関などからの要請により現場に急行し、傷病者に緊急処置をしながら医療機関に搬送します。本病院は1999年に日本で初めてドクターヘリの試行的事業を開始。2002年7月からは、「神奈川県ドクターヘリ事業」の実施主体として本格的な運営をスタートし、これまでの運航は約4700回に及びます。14年8月以降は、広域連携により、山梨県全域と静岡県静岡市以東の21市町も出動対象地域となっています。

当日は、高度救命救急センターの福嶋友一医師(医学部医学科外科学系救命救急医学助教)が、「ドクターヘリ~空飛ぶER~」をテーマに、ドクターヘリの役割や国内の配置状況、本病院での搬送実績、運航体制、消防機関との連携などについて説明。さらに、ドクターヘリに搭乗する救急医が、初期診療と緊急処置のスペシャリストとしてどのような患者にも適切に対応できるよう、日々研鑚を積んでいることを紹介しました。続いて同センターの小石浩晴主任看護師が、「フライトナースのお仕事」と題して、一日の流れや機内での役割、医師との連携などについて説明しました。その後、参加者はドクターヘリの格納庫に移動し、ヘリの操縦や保守管理を請け負っている朝日航洋株式会社の操縦士、整備士らの説明を受けながら機体を見学しました。

子どもたちは、「ドクターヘリに乗れてうれしかった。今度は、お医者さんになって乗りたい」「将来はフライトナースになると決めています。先生や看護師さんのお話を聞いて、とても大変な仕事だとわかりましたが、目標に向かって一歩ずつ進みたい」と感想を話していました。また保護者からは、「ドクターヘリによる医療活動が、さまざまな専門家のチームワークで成り立っていることを学びました。親子ともにドクターヘリへの関心が高まりました」「実際にヘリに乗っているスタッフの方から話を聞けてよかった。子どもに夢や希望、勇気を与えてくれて感謝しています」といった声が聞かれました。

福嶋医師は、「ドクターヘリの運航には、地域の皆さんの理解と協力が不可欠です。ドクターヘリの役割や活動について多くの方に知っていただき、活動を充実させて一人でも多くの患者さんの命を救いたい。そのためにもこうした見学会を継続していきたいと思います」と話していました。

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