付属市原望洋高校の生徒が伊勢原キャンパスで「医療と医学研究」について学びました

2018年11月21日

付属市原望洋高等学校の1年生22名が11月14日に伊勢原キャンパスを訪れ、「医療と医学研究」について学びました。同校がスーパー特進クラスの1年生を対象に展開している「望洋特別理科講座(Boyo Special Science Program=BSSP)」の今年度第6回として実施されたものです。生徒たちは医学部医学科の教員による講義を受け、生命科学統合支援センターの研究機器を見学。医学科で学ぶ同校の卒業生とも交流しました。

はじめに医学科の秦野伸二教授(基礎医学系分子生命科学)が、「医療と医学研究」と題して講義。生命の意味や科学の意義、DNAの発見からゲノム解析に至るまでの経緯、病気の治療法に関する研究開発などについて説明し、「医学は科学ですが、医療は科学だけではありません。医療とは、医術や医薬で病気やけがを治すとともに、心をも癒すことです」と語りました。生徒たちはメモを取りながら、熱心に聴講していました。

ランチタイムには医学科で学ぶ同校の卒業生と交流。石井花霞さん(1年次生)は、勉強と部活を両立させた高校時代を振り返り、「今は医学の勉強で大変ですが、"医師になる"という目標に向かって学ぶ、充実した日々です」と語りました。また樋口大和さん(同)は、「高校時代にBSSPで医学部を訪れたことも、医師を目指そうと思った一因です。いろいろな体験をして進路決定に役立ててほしい」と後輩にエールを送りました。

後半は技術職員の案内で、東海大学のすべての研究者や大学院生が利用できる生命科学統合支援センターの研究機器を見学。走査電子顕微鏡や共焦点顕微鏡、遺伝情報を解析するDNAシーケンサーの特徴やこれらの機器を用いた研究成果について学んだ生徒たちは、初めて見るミクロの世界や本学の研究者が開発した画期的な治療法に、感嘆の声を上げていました。また、秦野教授の研究室では、大学院医学研究科の博士課程に在籍する大学院生の指導を受けながら、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症遺伝子を持つマウスを特定する遺伝子検査実験も体験しました。

生徒たちは最後に、学んだことや興味を持ったこと、疑問に思ったことなどについてグループごとにまとめて発表。「医学には、診断や治療に関連する研究だけでなく、病気の研究や社会環境と健康との関連の研究といった分野があることがわかりました。医学は自分には遠い分野だと思っていましたが、身近に感じられるようになりました」「"心を癒すことも医療"という話が印象に残りました」「特殊な顕微鏡を覗き、研究に興味がわきました。精密な画像を見ながら臓器の働きについて説明していただいたので、しっかりと理解できました」などと感想を話していました。

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