箱根駅伝


沿道での応援自粛のお願い

新型コロナウイルス感染症対策のため、当日のスタート・フィニッシュ地点及び各中継所、コース沿道での応援を自粛いただき、テレビなどでの応援をお願いいたします。


箱根駅伝概要

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、東京・大手町から箱根・芦ノ湖間の往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競う、学生長距離界最大の駅伝競走です。参加チームは前回大会でシード権を獲得した上位10校と予選会を通過した10校、関東学生連合を加えた合計21チームとなります。大学三大駅伝と称される「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」と比較すると、その最大の特長は1区間あたり20㎞を超える距離の長さと、山上り・山下りと形容される5区と6区の特殊区間です。特殊区間を含む長丁場の10区間を担う選手層の厚さとチームの総合力が問われる大会となってます。


シード権死守へ 「ポイントは1区から3区でいかに粘れるか」

出雲全日本大学選抜駅伝競走は9位、全日本大学駅伝対校選手権大会は12位とここまで苦しい戦いを強いられてきました。

昨年度の成績を大きく下回る成績だったので、選手層にはあらためて課題を感じています。一昨年度、昨年度のチームを主力として支えてきた選手たちが相次いで卒業したのに加え、今シーズンはエースの石原翔太郎(体育学部2年次生)らを故障で欠いてしまったことが大きく影響しました。一方で出雲駅伝、全日本大学駅伝ではこれまで出場機会がなかった選手たちを積極的に起用することで、貴重な経験を積ませることも意識していました。各自が2大会で得た課題を、残された期間でどこまでクリアできるかが箱根駅伝での上位進出に向けたカギになります。ここまでの結果を悲観しすぎることなく、しっかりと前を向いてトレーニングに取り組んでほしいという思いで日々の指導にあたっています。

箱年駅伝ではどのようなレースプランを描いていますか?

1区から3区でいかに粘ることができるかがポイントです。他大学は着実に力をつけており、前半からトップクラスの選手たちが並ぶことも予想されます。序盤は少し劣勢に立たされる可能性が高い。その区間でいかに離されずに、4区以降につなげられるかがレース全体の結果を大きく左右するでしょう。そのために必要なのは集団から離れても最後まで自分の力を出して走り切れる「強さ」です。1区間の距離が長い箱根駅伝は、他チームの選手と離れて単独走になりやく、そのような状況で自身のコンディションや天候、レース展開を考えながら一人で走ることは容易ではありません。また、5000mや1万mの持ちタイムがよくても、駅伝になると結果を残せない選手もいれば、逆にその難しさをものともしないランナーもいます。選手たちにはその状況を克服する強さを身につけてほしい。全日本大学駅伝後の練習では箱根駅伝本番を想定して選手ごとにスタート時間を細分化し、単独で走るメニューを増やして調整しています。

箱根駅伝への意気込みを教えてください。

総合10位までに与えられるシード権は何としても死守したいと、選手たちは必死に努力を続けています。今シーズンのここまでの結果もあり各メディアにおける本学への注目度は決して高くありません。しかし、劣勢に立たされているときほど、学園関係者の皆さまや卒業生の応援が何よりも選手の力になります。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、今大会を主催する関東学生陸上競技連盟から「沿道でのいかなる活動も自粛」するよう発表されています。選手たちの力走を直接見ていただけないのは残念ではありますが、画面越しにぜひ温かいご声援をお寄せいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

➀学部学年 ②出身高校 ③1万m自己ベスト ④ハーフマラソン自己ベスト

◆市村朋樹選手

①体育学部4年
②埼玉県・埼玉栄高校
③28分03秒37
④1時間2分53
全日本大学駅伝を終えてから着実に調子も上がっている。往路でしっかりと結果を残し、チームの上位進出に貢献する

◆長田駿佑選手

①体育学部4年
②北海道・東海大学付属札幌高校
③31分55秒62
④1時間3分19
故障で出雲・全日本は欠場したが、地道な走り込みでスタミナもついた。シード権獲得につながる走りが目標


◆本間敬大選手

➀体育学部4年
②長野県・佐久長聖高校
③29分14秒44
④1時間2分59

ここまで悔しい結果が続いているが、集大成となる箱根駅伝ではチームに勢いをもたらす走りをしたい


◆吉冨裕太

①体育学部4年
②福岡県・大牟田高校
③28分49秒83
④1時間5分12
4年目にして初めて箱根駅伝出場へのチャンスを手繰り寄せることができた。これまでお世話になった方々への感謝の思いを持ってスタートラインに立つ

◆金澤有真選手

①政治経済学部3年
②宮城県・仙台育英学園高校
③28分48秒76
④1時間9分19秒
故障でリハビリの期間は長かったが、精神的に成長できた。その成果を箱根駅伝でしっかり発揮したい

◆川上勇士選手


①体育学部3年
②千葉県・市立船橋高校
③28分59秒60
④1時間7分40
前回大会は6区区間5位だったので、さらに上位を目指すべく練習を積んできた。残りの期間もしっかりと調整して本番に臨む

◆杉本将太選手

①体育学部3年
②千葉県・東海大学付属市原望洋高校
③29分16秒89
④1時間11分37秒
1、2年次生のときは故障が続いたが、友人や両親、チームメートに支えてもらってきた。感謝と笑顔をテーマにレースに臨む

◆竹村拓真選手

①情報理工学部3年
②秋田県・秋田工業高校
③28分54秒56
④1時間3分28秒
昨年度初めて箱根駅伝に出場し、チームの代表としての自覚が芽生えた。ここまで悔しいレースが続いているので、箱根では結果を残したい

◆松崎咲人選手

①体育学部3年
②長野県・佐久長聖高校
③28分39秒46
④1時間2分11秒
他校のエースと渡り合い、チームを流れに乗せる走りが目標。どの区間を任されてもしっかりと走れるよう準備していく

◆入田優希選手

①体育学部2年
②熊本県・九州学院高校
③29分02秒30
④1時間5分30秒
全日本は初めての大学駅伝出場だったので、緊張してしまった。箱根駅伝ではリラックスして臨みたい

◆神薗竜馬選手

①健康学部2年
②鹿児島県・鹿児島実業高校
③28分42秒61
④1時間5分28秒
今年度は出雲、全日本に初めて出場し、貴重な経験を積めた。初めての箱根でも攻めの走りをしてチームに貢献する

◆溝口仁選手

①体育学部2年
②長崎県・創成館高校
③28分24秒48
④―
今年度に中距離から転向し、夏合宿でもしっかりと走り込むことができた。自信のあるラストスパートを武器に勝負する

◆梶谷優斗選手

①体育学部1年
②滋賀県・滋賀学園高校
③28分27秒77
④―
自分の持ち味である粘り強さとスピード持久力は距離の長い箱根駅伝で武器になる。区間上位を目指してコンディションを整えたい

◆越陽汰選手

①体育学部1年
②長野県・佐久長聖高校
③28分48秒37
④―
日ごろの生活から気を抜くことなく、練習にも高い意識を持って箱根に臨む。先輩たちとともにチームの上位進出に貢献したい

◆水野龍志選手

①体育学部1年
②宮崎県・小林高校
③30分05秒07
④―
高校時代から箱根駅伝出場は大きな目標でした。自信のあるスピードを武器に自分の力を発揮する

◆吉田響選手

①体育学部1年
②静岡県・東海大学付属静岡翔洋高校
③29分42秒42
④―
上り坂には自信があり、1年間しっかりとトレーニングを積んできた。緊張よりも出場できる楽しさを感じながらレースに臨む

自身最後の箱根路を前に「大きな手応え」

市村朋樹選手(体育学部競技スポーツ学科4年次生・埼玉栄高校出身)

大学最後のシーズンはどんな意識で取り組んできましたか?

一昨年や昨年までの強い先輩たちのおかげで自分自身はもちろん、チームとしても力をつけてきました。4年生になり、引っ張っていく存在としての自覚を持ってトレーニングに励んできました。練習でほかの選手に遅れない、きつい顔を見せないなど、最上級生としての存在を見せてきたつもりです。トラックシーズンではそれができましたが、駅伝シーズンでは情けない姿を見せてしまったので悔しいです。

出雲全日本大学選抜駅伝競走で1区区間10位、全日本大学駅伝対校選手権大会では3区区間14位でした。ここまでのレースを振り返ると?

ともに前半区間を任されたので、レース展開などを考えて集団の流れに乗って走ることを想定していましたが、前の方に位置取ることになってしまい、他大学の選手の力を使って走れませんでした。気温の高さもありましたが、レースプランの甘さが結果に出てしまったと考えています。全日本大学駅伝は調子があまりよくなく、当日も留学生選手について行ったことで速いペースになり、後半にバテてしまいました。周りの選手に影響を受けてしまい、いい流れをつくれなかったです。

全日本大学駅伝以降はどんな取り組みをしながら、箱根駅伝に備えていますか?

11月28日の丹沢湖マラソン20kmでは59分22秒をマークして優勝と、思った以上に結果が出てよかったです。9月以降では一番まともな走りができ、大きな手応えも感じています。これまでの箱根駅伝前には練習をしすぎてけがをしてしまったので、最後となる今回は絶対に故障をしないで当日を迎えたいという思いから、今年度はストレッチの頻度を多くして、ジョグなど基礎的な練習にも力を入れています。箱根駅伝ではシード権を獲って、次の世代につなげたい。


出雲・全日本は故障で回避も 「地道な走り込みで20kmレースにも自信がある」

長田駿佑選手(体育学部競技スポーツ学科4年次生・付属札幌高校出身)

昨年度、全日本大学駅伝対校選手権大会と箱根駅伝に出場して、どのような収穫がありましたか?

1、2年次生のころは練習をあまり積めず、3年次生になってようやく1年間、しっかり練習を積めたことで両レースに出場できました。特に箱根駅伝は、規模や緊張感がほかのレースとは違います。1区間の距離も長いので、今までやってきたことが直接結果につながると感じました。実際に走ってみるとレース後半で力不足を感じたので、4年目もまたしっかりと練習で上積みできれば、もっと上のレベルで戦えると思いました。

今年度はどのような目標を掲げて駅伝シーズンに臨みましたか?

今年度はトラック種目よりも駅伝に向けて走り込もうと考えてスタートしましたが、7月末の練習中に左足首をねんざしてしまいました。8月の終わりに復帰しましたが、箱根駅伝のことを考えて出雲全日本大学選抜駅伝競走や全日本大学駅伝は回避しました。今は故障も癒えており、箱根駅伝も問題なく走る状態です。昨年度はスピードを重視した練習に多めに取り組んだのに対し、今年度は地道な走り込みを多くしたので、20km前後のレースに対する自信が高まっています。

4年次生として迎える箱根駅伝に向けて抱負をお願いします。

今年度の出雲駅伝、全日本大学駅伝は、チームとして厳しい順位で、自分は出場できず悔しい思いをしました。仲間たちに迷惑をかけてしまったので、箱根駅伝ではしっかり走ってチームに貢献することが目標です。全日本大学駅伝はシードを落としてしまいましたが、箱根駅伝では絶対にシードを獲って後輩たちのためにも来年度につなげたい。大学生活最後のレースでもありますし、いい走りをして終わりたいと思っています。


自身最後の駅伝で「集大成を見せる」

本間敬太駅伝主将(体育学部競技スポーツ学科4年次生・佐久長聖高校出身)

出雲全日本大学選抜駅伝競走は9位、全日本大学駅伝対校選手権大会は12位。今季を振り返っていかがですか?

出雲駅伝では初めてアンカーを任されたので緊張しました。気温が高いことに加え、前との差も離れた単独走だったので、いつも以上の苦しさがあり、後半に失速してしまったのは大きな課題。チームとしても大事な初戦で崩れたことは反省しないといけません。全日本大学駅伝は8位までに与えられる次大会へのシード権獲得を目標にしていましたが、悔しい結果となりました。自分が走った7区時点ではシードに届く可能性もあったと思いますが、前との差をなかなか詰めることができず、アンカーの竹村拓真(情報理工学部4年次生)にも負担をかけてしまいました。

これまでどんなことを意識して練習に取り組んできましたか?

コロナ禍でハーフマラソンなどに出場する機会が少なく、長い距離でのレース経験が足らないからこそ、練習でも集団走ではなく、単独走を多くしています。チームとしては箱根駅伝に向けて、山に特化した選手を準備できている点が大きいと思います。主将としてはチームの先頭に立って、ほかのメンバーへの声かけも意識してきました。

箱根駅伝に向けての抱負をお願いします。

一人ひとりの役割を大事にしながら、序盤で出遅れないようにしたい。他大学も力があるので、往路から粘って復路につなげられたらと考えています。チーム目標は最低でも10位までに与えられるシード権獲得で、チャレンジャーとして1つでも上の順位でゴールしようと話しています。個人的にはこのレースで陸上競技の第一線を離れることを決めています。集大成を見せるためにも、最後はチームメートや両角速駅伝監督(体育学部教授)、両親ら支えてくれた方々に感謝して走りたいと思います。


悔しさを糧に覚醒 「感謝の気持ちを持って箱根路に」

吉冨裕太選手(体育学部競技スポーツ学科4年次生・大牟田高校出身)

今年度の目標とここまで手ごたえを聞かせてください。

駅伝を走るために東海大学に入学したので、学生三大駅伝を中心に、特に箱根駅伝を走りたいという強い思いで4年目をスタートさせました。夏合宿では、序盤に母校である大牟田高の合宿に参加し、3次合宿からチームに合流しました。しかし、4次合宿の選抜メンバーから漏れてしまい、それが本当に悔しくて、「まだ箱根駅伝までは4カ月ある。絶対に挽回してやる」という気持ちになったのがここまで成長できた要因だと思います。

秋シーズンではトラック種目でも好成績をマークしました

これまでと違う取り組みをしたわけではありませんが、気持ちは大きく変化しました。「やるしかない」と、あらためて陸上競技と向き合った感覚です。全日本大学駅伝対校選手権大会ではエントリーメンバーの16人には入れたものの、出走まではいきませんでした。その翌週の日体大長距離競技会で「結果を出さないと箱根駅伝出場は危うい」と思っていたところ、1万mで28分49秒83の自己ベストを出せました。

箱根駅伝に出られたらどのような走りを見せたいですか?

これまで金銭面などで親に負担をかけ、帰省時の練習や教育実習では母校の大牟田高の先生方にとてもお世話になってきました。周囲の皆さんに対して感謝の気持ちを込めた走りができたらと思っています。


“両角再生工場”2期生 「毎週歩いた4区や7区で結果を残したい」

金澤有真選手(政治経済学部経済学科3年次生・仙台育英学園高校)

しばらく故障でチームを離れていましたが、復帰までの道のりを教えてください。

1年時に左の腓骨、2年時は右の内転筋、3年時は右の腓骨と故障が続きました。ケアはしていたのですが、痛めた箇所をかばいながら練習を続けてしまったことが大きな要因です。今年度に入ってからは、両角速駅伝監督(体育学部教授)から「故障に強い足づくりに徹してはどうか」とアドバイスを受けました。昨年度までエースとして活躍していた名取燎太さん(体育学部卒・コニカミノルタ)も取り組んだリハビリ法で、毎週土日に寮から小田原中継所の辺りまで往復50~60kmを歩いたり、伊勢原市の大山を登ったりしてきました。朝ごはんを食べたらすぐに出発して、8時間ほど歩いて帰ってくることを繰り返す中で、自分を見直すよいきっかけにもなりました。名取さんはこの練習で復活して活躍していたことも、「“両角再生工場”の2期生としてがんばろう」という励みになりました。

復帰後の練習にはどのような思いで臨んでいましたか?

それまでは地道に一人でトレーニングをしていたので、みんなとまた走れる、練習できる、ただそれだけでうれしかったです。一日一日を大切に過ごせるようになりました。復帰当初は練習で遅れることもありましたが、競技に対する意識も変わり、日に日に力をつけることができています。

箱根駅伝での目標を教えてください。

まだ10人の出場メンバーに入れるかはわかりませんが、11月以降の練習でもしっかりと成果を残せています。希望区間を語るよう立場でもありませんが、あえて挙げるなら毎週歩いた4区や7区を走りたいですね。地道なトレーニングに励んでいた時期を思い出しながら走れば、いつも以上の力が出せると思います。故障が多くても自分に声をかけ続けてくれた両角監督やチームメートのためにもしっかり結果を残したい。


前回大会6区“山下り”で快走 「とにかく前のランナーを追い続ける」

川上勇志選手(体育学部競技スポーツ学科3年次生・市立船橋高校出身)

前回の箱根駅伝は6区で区間5位と好走しました。

前回大会で6区を経験して感じたのは、序盤の上り坂がとにかくきつかったことです。下りも足への衝撃が強く、最後の平地を上りに感じるくらい厳しいコースでした。下った後、足が止まってしまったのは大きな反省点です。

そうした経験を踏まえて今年度はどんな取り組みをしてきましたか?

あまり得意ではなかった上りに特化した練習をするべく、坂道ダッシュを取り入れました。昨年度より上りに強くなり、走力もついたと手応えを感じていて、自信もあります。全日本大学駅伝対校選手権大会は4区を走らせてもらいました。あまり調子はよくなく、4kmぐらいで腹痛に襲われペースが安定しませんでしたが、体が動いてきついところでも粘れたと思います。ただ、区間5位で、チームとしてはシード権すら逃してしまったということは自分の力不足だったとも感じています。

箱根駅伝ではどんな走りをしたいですか?

前回の箱根を走り、「来年度も区間賞争いをしたい」という思いでこの1年やってきました。当日は区間順位を気にせず、いい流れだったらキープし、流れが悪ければ変える走りをする。とにかく前のランナーを1人ずつ追っていくだけです。箱根は1年で一番大事な大会なので、1月3日に向けて体調を万全に整えていきたい。


テーマは感謝と笑顔 「これまでお世話になった人々に恩返しをしたい」

杉本将太選手(体育学部競技スポーツ学科3年次生・付属市原望洋高校出身)

今季はどのような目標を持ってスタートさせましたか?

入学時から箱根駅伝出場を目指していたので、「今年こそは」と強い気持ちで新シーズンに臨みました。序盤のトラックシーズンでは各種目で自己ベストも出せましたが、夏合宿はスタミナ不足を露呈して、苦しむ時期もありましたが、下を向かずに走り続けたことで、エントリーメンバーに入るだけの力をつけることができたと思っています。

自身の持ち味は?

上り坂が得意だと感じているので、坂道で走り込むときもほかの選手よりも楽しく取り組めているのではないかと思います。箱根駅伝のコースはアップダウンも多いので、自分の持ち味を生かせると思います。

初めての箱根駅伝に向けて意気込みを教えてください。

まだチームのトップ10人に入れるかは分からないので、一回一回の練習でアピールを続けなければなりません。メンバー争いには感じたことのないほどのプレッシャーがありますが、しっかりと打ち勝って出場できるよう頑張ります。1、2年時は故障も多かったのですが、友人や両親、チームメートに支えてもらって今日があります。当日は自分の力を最大限発揮し、「感謝と笑顔」をテーマに恩返しをします。


前回大会アンカー務める 「チームの代表としての責任感を学んだ」

竹村拓真選手(情報理工学部情報科学科3年次生・秋田工業高校出身)

前回の箱根駅伝では10区で区間8位でした。

先輩たちが前の位置でタスキを持ってきてくれたこともあり、緊張もあまりなく気負うことなく走れました。ほかの駅伝とは注目度が違うので、走っているときの観客の多さや走った後の反響は衝撃的でした。収穫としては、チームの代表である意識や責任感を学ぶことができました。当たり前ですが、チームから10人しか走ることができず、自分が出たらほかの人が出られなくなる。そういった責任感を常に持つことの大切さを強く感じました。

今年度は全日本大学駅伝対校選手権大会に出場し、8区区間14位と悔しい結果に終わりました。

前回の箱根駅伝では他大学の選手と比べて、まだまだスタミナや持久力が足りないと感じていたので、今年度はその課題をなくすために練習に取り組んできました。全日本大学駅伝は思うような走りができず、順位もシード権も落とすという結果になってしまい、とても責任を感じています。でも、その後は「このままでは終われない」という思いを持って練習に取り組んでいます。これから本番に向けてしっかり自分と向き合い、調子をどんどん上げていきます。

箱根駅伝ではどのような走りが目標ですか? また、希望の区間はありますか?

ここまでの2大会はチームの足を引っ張る走りになってしまったので、今度は逆に自分がチームの力になれるように、順位としてもチームの流れとしても上げていけるような走りができたらと思っています。希望の区間は、自分のタイプ的に復路だとは思いますが、その中には前回走った10区も視野に入ってきます。前回うまく走れなかった部分でリベンジしたいという思いもあります。


箱根路で完全復活を期す 「往路でチームに勢いを」

松崎咲人選手(体育学部競技スポーツ学科3年次生・佐久長聖高校出身)

1年目から箱根駅伝で活躍しましたが、2年目の昨年度は故障に苦しみました。

前々回の箱根駅伝は、「黄金世代」と呼ばれた力のある先輩たちがいて、メンバー選考がし烈な中、がむしゃらに頑張りました。でも、昨年は7月に痛めた右膝のけががなかなか治らず、競技に対して閉鎖的になってしまった時期もありました。今振り返ってもこの期間は長かったです。いろいろな先生に診てもらい、周りの支えもあって復活の光が見えました。

今季はどのように過ごしてきましたか?

練習を再開したのは6月半ばからで、夏合宿では100%の練習はできませんでしたが、80%ほどのメニューを消化しました。9月半ばに今度は右足の足底腱膜炎になり、出雲全日本大学選抜駅伝競走のころには走れるようになりましたが、今後のためを思って出場を回避しました。全日本大学駅伝対校選手権大会は1年4カ月ぶりの駅伝で不安もありましたが、いざ走ってみると体も動き、2区区間7位とこれまでの練習の成果が出せたと感じています。11月23日の1万m記録挑戦競技会では28分39秒46の自己ベストを出せました。でも、他大学にはもっと速いランナーがたくさんいるので、このタイムでは満足していません。

箱根駅伝に向けての意気込みを聞かせてください。

エースの石原翔太郎(体育学部競技スポーツ学科2年次生)がけがで出場できないので、自分が引っ張っていく意識で、チームを勢いづかせる走りをしたい。個人的には、往路で勝負し、区間賞獲得を目標にしています。


区間距離延長にも自信 「“九州トリオ”でタスキをつなぎたい」

入田優希選手(体育学部競技スポーツ学科2年次生・九州学院高校出身)

今シーズンはどのような目標を持ってスタートを切りましたか?

1年時に箱根駅伝のエントリーメンバーから外れたとき、「次こそは10人の出場メンバーに選ばれるように頑張ろう」と決意しました。春からしっかりと練習も積めたことで夏場に1万mの自己ベストも更新でき、収穫のある前半シーズンを送ることができたと思います。

大学駅伝デビュー戦となった全日本大学駅伝対校選手権大会を振り返ると?

出雲全日本大学選抜駅伝競走には、同じ九州出身で同級生の溝口や神薗が出場しました。同級生の活躍がうれしい反面で、自分が出られなかったことがとにかく悔しかった。「全日本大学駅伝には絶対に出場する」と努力を続けていたので、決まったときは本当にうれしかったです。でも、当日は選ばれたことへのプレッシャーで緊張してしまい、6区区間9位と悔しい結果に終わってしまいました。前半で思ったように体が動かなかったのが原因ですが、後半にかけて徐々にペースを上げることができた点は今後につながると思います。

初めての箱根駅伝に向けて意気込みを教えてください。

1全日本大学駅伝よりも区間の距離は延びますが、対応できるだけの練習は積めています。今大会はリラックスしてスタートラインに立ち、自分の力を出し切りたい。日ごろから切磋琢磨している溝口や神薗と3人同時に駅伝に出場したことはないので、箱根駅伝では「九州トリオ」でタスキをつなげたらとも思っています。


主力選手へと急成長 「箱根駅伝でも攻めの走りを」

神薗竜馬選手(健康学部健康マネジメント学科2年次生・鹿児島実業高校出身)

この1年はどんなことを意識して取り組んできましたか?

昨年度はスピードを意識した練習が中心でしたが、今年は駅伝シーズンを見据えて、じっくりと走り込みました。最初こそほかの選手たちから離れてしまうこともありましたが、スピードだけでなくスタミナもついてきました。両角速駅伝監督(体育学部教授)から、「きつい練習の間のジョグを抜くのではなく、強化するジョグをしなさい」と言われ、合宿や日ごろのジョグも速いペースを意識したことで、大きく成長できたと感じています。

出雲全日本大学選抜駅伝競走では5区区間5位と大学駅伝デビューを果たしました。

「絶対に区間3位以内で走るぞ」と意気込んで臨みました。区間5位だったのは悔しかったのですが、気温が高い中で攻めの走りができました。11月28日の丹沢湖マラソン20kmはラスト5㎞で足が重くなり、力不足を感じました。両角監督から「箱根駅伝を走れるのか、走れないのかを考えるのではなく、区間3位以内で走ると思って練習しなさい」と言われ、あらためて質の高いジョグや距離を踏んでいこうと思えたので、このマラソンはいい収穫になりました。

箱根駅伝の目標をお願いします。

攻めの走りでチームとして上位進出を果たしたいです。2年次生の入田優希(体育学部)と溝口仁(同)は同じ九州出身で、大学に入ってからは「特に2人には負けたくない」という思いがあったので頑張って来られました。まだそろって駅伝を走れていないので、3人でチームに貢献できたらと思っています。健康学部から初めてエントリーメンバーに選ばれ、友人や先生方も応援してくれているので、好走していいところを見せたいですね。


中距離で鍛えたスピードが持ち味 「ラストスパートを武器に勝負」

溝口仁選手(体育学部競技スポーツ学科2年次生・創成館高校出身)

大学駅伝デビュー戦となった出雲全日本大学選抜駅伝競走では2区区間8位。レースを振り返っていかがですか?

夏合宿でしっかり距離を踏み、長い距離にも対応できるスタミナ強化をしてきたものの、初めての駅伝だったこともあり、緊張しました。1区は先頭集団で争ってくると想定していましたが、10位と少し出遅れてしまった。それでも最初から単独走になった中で、後半を恐れずにいいレースができたと感じています。

その後はどのように過ごしてきましたか?

全日本大学駅伝対校選手権大会に出場できなかったことがとにかく悔しく、気持ちを立て直せずに練習を消化できない時期もありました。11月13日の日本体育大学長距離競技会1万mは、全日本大学駅伝に出られなかった悔しい思いをすべてぶつけて、「自分の方が走れるぞ」という気持ちで走り、28分24秒48の自己ベストを出せました。28日の丹沢湖マラソンは初めての20kmでレース展開もよくわからず、10km手前から単独走になりましたが、自分なりにまとめられたと思います。

箱根駅伝に向けて抱負をお願いします。

昨年度までは1500mなどの中距離をメーンにしてきましたが、前回の箱根駅伝が終わった日のミーティングで、両角速駅伝監督(体育学部教授)に「東海大学に入学したらからには、中距離種目と並行しながら箱根駅伝も走りたい」と直訴しました。ここまで苦しんだ時期は何度もあり、そのたびに中距離に専念しようと考えましたが、いつも監督の言葉が支えになりました。出雲駅伝出場をかけた9月の東海大学長距離競技会で好走できたときは、「駅伝出場に向けた思いの伝わるいい走りだった」と言ってもらい、思わず涙が出ました。箱根駅伝は各区間の距離が長いですが、途中まで我慢すれば、ラストスパートで勝負できる自信があります。好成績を残して、もっと期待されるランナーになりたいです。


粘り強さとガッツが持ち味 「各区間の距離が長い箱根駅伝では大きな武器になる」

梶谷優斗選手(体育学部競技スポーツ学科1年次生・滋賀学園高校出身)

東海大学に進学を決めた理由を教えてください。

中学生のときから箱根駅伝出場を夢見てきました。東海大学が初優勝した2018年度大会を見て、自分も両角速駅伝監督(体育学部教授)の指導を受けて成長したいと考えるようになりました。

高校時代と比べて練習量も増えたと思いますが、大学の練習にはすぐに対応できましたか?

夏合宿では毎日の走行距離が延びたことで疲労が溜まってしまい、苦戦する時期もありました。「辛いな」と思っていたときに、溝口さんをはじめとした先輩たちが「頑張れよ」と声をかけてくれて、とても励みになりました。徐々にスタミナもついてきて、今は自信を持って練習に取り組めています。

箱根駅伝での目標を教えてください。

目標だったレースが近づいてきて、ワクワクしています。自分の持ち味は粘り強さとガッツのある走り。箱根駅伝は各区間の距離が20km前後と長く、これまでのレースよりも自分の武器を発揮しやすい舞台だと感じています。区間5位や6位を目指していてはそれ以下の順位で終わってしまうと思うので、力のある先輩たちとのメンバー争いを勝ち抜き、当日は区間賞を目指してスタートラインに立ちます。


名門高出身の新戦力 「佐藤選手や村澤選手のように他校のエースと張り合える選手に」

越陽汰選手(体育学部競技スポーツ学科1年次生・佐久長聖高校出身)

東海大学を選んだ理由と自身の持ち味を教えてください。

同じ佐久長聖高出身の佐藤悠基選手や村澤明伸選手(ともに体育学部卒・SGホールディングス)、東京五輪でも活躍した大迫傑さんといった強い選手を育てた両角速先生(体育学部教授)の指導を受ければ、自分も強くなれると思い進学を決めました。自分の持ち味は、粘り強い走りができることです。トラックでもロードでも両方をしっかり走れるところが強みだと思います。

大学1年目のシーズンを振り返っていかがですか?

入学当初から腸脛靭帯を痛めていて6月に練習に復帰したのですが、その段階で走れること自体がうれしく、ついついオーバーペースのトレーニングをしてしまったことで、今度は骨盤を痛めてしまいました。その後、9月までまた走れませんでしたが、再復帰後は練習の成果もあり、今は選抜メンバーとして強い先輩方から何か1つでも学べるようにと思って練習に取り組んでいます。

箱根駅伝を前にした今の心境と大学4年間での目標を教えてください。

正月の風物詩である箱根駅伝は昔からテレビで見ていました。東海大学出身の憧れの先輩方はもちろんいろいろな大学の強い先輩方が走っているので、いつか自分もこの大会を走って活躍したいと思っていました。今回も走りたい気持ちはもちろんありますが、そこにばかり目を向けてしまうと思わぬところで故障することもあると思うので、まずは基本的な生活態度や日ごろの練習をしっかりすることを心掛け、最後まで気を抜かずに頑張りたいと考えています。大学4年間では、トラックでもロードでも他大学のエースとしっかり張り合えるような選手になって、チームに貢献したいです。


出雲で感じた悔しさを糧に 「持ち味のスピードを生かしてチームに貢献する」

水野龍志(体育学部競技スポーツ学科1年次生・小林高校出身)

東海大学に進学した理由を教えてください。

競技レベルが高く、充実したトレーニング環境が整っていることがいちばんの要因です。小林高時代の恩師である上原将平先生(体育学部卒)が東海大出身で、進学の際にアドバイスを受けたことも大きかったと思います。実際に練習をしてみて、思っていた以上に距離を踏むことに驚きました。夏合宿は一度けがをして練習を離れることがありましたが、長期化せず復帰できたので、充実した練習を積めました。。

出雲全日本大学選抜駅伝競走ではさっそく大学駅伝デビューを果たしました。

出場はできましたが、4区区間10位と不甲斐ない結果に終わり、悔しさだけが残りました。当日は気温が高く、向かい風も強かったことからうまく力を発揮できませんでした。レースで自分の力を発揮するための「強さ」が足りなかったことなど、反省点ばかりが浮かびますが、1年次生ながらレースに出た経験は今後への財産になると思います。

箱根駅伝での目標を教えてください。

持ち味のスピードを生かして、チームの上位進出に貢献したい。11月から12月にかけてしっかりと練習できている分、疲労も溜まっていますが、当日までにしっかりと調整して本番に臨みます。


ルーキーが“天下の険”に意欲 「自分も山の神になりたい」

吉田響選手(体育学部競技スポーツ学科1年次生・付属静岡翔洋高校出身)

静岡翔洋高からどのような目標を持って東海大学に進学しましたか?

入学前から箱根駅伝の5区山登りに挑戦したいと考えていました。ほかの選手よりも走る際のストライドが短いピッチ走法が武器なので、上り坂への適正があると思っています。進学後は両角速駅伝監督(体育学部教授)からの指導に加えて、滝川大地コーチ(東海大学職員)にも多くのアドバイスをいただいています。

5区にはどのようなイメージがありますか?

5区は上り坂だけでなく、最後の下り坂での走りに結果が大きく左右されるので、自分のこれまでの取り組みがどこまで通用するのか、楽しみで仕方ありません。

初めての箱根駅伝に向けての目標を教えてください。

箱根駅伝では過去に5区で歴史的な快走をして、「山の神」と呼ばれたランナーが多くいます。自分はまだ5区を走れるかはわかりませんが、4年間でしっかりと結果を残し、その一人になりたい。もし走れることが決まれば臆することなく天下の険に挑戦したいと思います。

自身最後の駅伝で「集大成を見せる」

出雲全日本大学選抜駅伝競走は9位、全日本大学駅伝対校選手権大会は12位。今季を振り返っていかがですか?

出雲駅伝では初めてアンカーを任されたので緊張しました。気温が高いことに加え、前との差も離れた単独走だったので、いつも以上の苦しさがあり、後半に失速してしまったのは大きな課題。チームとしても大事な初戦で崩れたことは反省しないといけません。全日本大学駅伝は8位までに与えられる次大会へのシード権獲得を目標にしていましたが、悔しい結果となりました。自分が走った7区時点ではシードに届く可能性もあったと思いますが、前との差をなかなか詰めることができず、アンカーの竹村拓真(情報理工学部4年次生)にも負担をかけてしまいました。

これまでどんなことを意識して練習に取り組んできましたか?

コロナ禍でハーフマラソンなどに出場する機会が少なく、長い距離でのレース経験が足らないからこそ、練習でも集団走ではなく、単独走を多くしています。チームとしては箱根駅伝に向けて、山に特化した選手を準備できている点が大きいと思います。主将としてはチームの先頭に立って、ほかのメンバーへの声かけも意識してきました。

箱根駅伝に向けての抱負をお願いします。

一人ひとりの役割を大事にしながら、序盤で出遅れないようにしたい。他大学も力があるので、往路から粘って復路につなげられたらと考えています。チーム目標は最低でも10位までに与えられるシード権獲得で、チャレンジャーとして1つでも上の順位でゴールしようと話しています。個人的にはこのレースで陸上競技の第一線を離れることを決めています。集大成を見せるためにも、最後はチームメートや両角速駅伝監督(体育学部教授)、両親ら支えてくれた方々に感謝して走りたいと思います。

学生コーチとして選手をサポート
「万全の状態でスタートラインに送り出したい」

学生コーチになったきっかけや役割を教えてください。

高校時代までは選手として走っていましたが、進路を決める際に東海大学に学生コーチとしてランナーをサポートする役割があると知り、新たな立場で箱根駅伝総合優勝を目指そうと決めました。学生コーチは、スケジュール管理やタイム取りのほか、ウォーミングアップやストレッチの際に、選手が正しく体を動かせているのかなどを指導しています。両角速駅伝監督(体育学部教授)には「もっとコーチとして自信を持って指導しなさい」と指摘をされることもあり力不足も感じていますが、選手が自己記録を更新したときは自分事のようにうれしく、やりがいも大きい仕事だと思います。

今シーズンを振り返ってどのように感じていますか?

春先からのトラックシーズンでは多くの選手が好記録を出すなど、手応えもありました。ただ、秋からの駅伝シーズンに入ってからは出雲全日本大学選抜駅伝競走で9位、全日本大学駅伝対校選手権大会で12位と悔しい結果が続いています。どちらの駅伝も序盤の出遅れが響いた形で、そこが違えば展開も大きく違ったと感じています。この1年間、選手たちは箱根駅伝を見据えて、20km以上のレースに対応できるように準備を進めてきました。箱根の当日は皆がその成果を発揮し、粘り強い走りがしてくれると信じています。大会まで残された期間は短いのですが、選手たちはこれまで以上にプレッシャーや緊張を感じ、疲労も増すと思います。学生コーチとして、コミュニケーションをとりながら万全の状態でスタートラインに立てるようサポートしていきます。

箱根駅伝で注目の選手を教えてください。

本間敬太(体育学部4年次生)や市村朋樹(同)ら同級生には特に期待しています。全日本大学駅伝ではシード権を逃してしまったので、箱根駅伝では必ず10位以内に入って後輩たちに伝統をつなぎたいですね。また、1年生の越陽汰選手(同1年次生)は普段は冷静でも、レースで走りだすと思い切りのよさを見せています。私生活から競技に対して意識を高く持っていて、箱根駅伝のメンバーに入れば注目の選手になると思います。