第28回玄海旗中学生柔道大会

【柔道】 開催日:2013年06月08日

第28回玄海旗中学生柔道大会

第28回玄海旗中学生柔道大会が6月8日東海大学第五高校・松前記念体育館で開催され、九州地区を中心に70校・約450名以上が参加し激戦が繰り広げられました。

70 校の頂点を決める決勝は、初優勝を狙う田主丸中学(福岡・久留米市)と昨年度優勝で連覇を狙う大成中学(愛知)が対戦。先鋒戦は引き分け。続く次鋒同士の戦いで大成中・岩倉が1人抜き先制するも、田主丸の中堅・矢野が2人を抜き返し逆転。後のない大成中の大将・清水は副将で193cmの超中学級の冨安を小 外刈(有効)で勝利し何とか大将戦まで持ち込む。大将戦は清水右組みに対し田中は左組の喧嘩四つ。準決勝・決勝と計4試合目で疲労が見える清水は組手も後 手に回りやや精彩に欠く展開。対する田中は準決勝戦も不戦で体力は十分なところ、組手も優位に進め積極的に攻める。1分40秒に清水に消極的な態勢の反則で指導が与えられた後、2分ちょうど場外際で鮮やかな内股で一本勝ちで勝利し、田主丸中学に初優勝をもたらした。

本大会は中学生の大会で は珍しい勝ち抜き戦で、1試合5人全員に勝利すると5人抜き賞が授与されます。今回ではバルセロナ五輪の金メダリストの古賀稔彦さんの次男、古賀玄暉選手 (大成中)が2回戦から4回戦まで15人を1人で勝ち抜き、大会記録の15人抜きを達成しました。

優 勝 田主丸中学校(福岡県・久留米市)
準優勝 大成中学校(愛知県)
三 位 曽根中学校(福岡県・北九州市)
三 位 大蔵中学校(福岡県・北九州市)
五 位 戴星中学校(大分県)
五 位 沖学園中学校(福岡県・福岡市)
五 位 東海大四高校中等部(北海道)
五 位 鎮西中学校(熊本県)

<決勝戦>
大成中学(赤) 大将同士○ 田主丸中学(白)

(先鋒)森部篤知  引分 笠原大雅
(次鋒)岩倉優輝 ○優勢(有効・大内刈)素根健誠
(次鋒)岩倉 優輝 内股○矢野真我
(中堅)東部 直希 優勢(有効・小外返)○矢野 真我
(副将)粟野 諒平 引分 矢野 真我
(大将)清水 祐希○優勢(小外刈)冨安 一真
(大将)清水 祐希 内股○田中 慎太郎

大会会場となる東海大学第五高校(福岡県)の九州地区は、日本国内でも屈指の柔道大国であり、古くより少年柔道が普及し、中学校もレベルが非常に高い地区です。
昨年のロンドンオリンピック代表で今年の全日本選手権を優勝後に引退した穴井隆将選手も第14回大会へ出場(大分県・碩田中学=3位入賞)するなど、ここで活躍してオリンピックや世界大会へ出場した選手も多く出ています。

第28回玄海旗中学生柔道大会

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