第95回箱根駅伝を制した陸上競技部駅伝チームの優勝祝賀会を開催しました

東海大学では3月3日(日)に、東京・グランドプリンスホテル新高輪で「第95回東京箱根間往復大学駅伝競走 優勝祝賀会」を開催しました。今年1月2、3日に開かれた箱根駅伝で初の総合優勝を遂げた本学陸上競技部駅伝チームの健闘をたたえるとともに、選手たちに向けて力強いご声援をいただいた皆さまと念願の初優勝の喜びを分かち合うことを目的に企画したものです。

当日は、学外から多くのご来賓をお招きするとともに、本学の教職員や学園校友会からも多数の関係者が参加し、全体で1800名が出席しました。はじめに陸上競技部の植田恭史部長(体育学部教授)と高野進監督(同)、両角速駅伝監督(同准教授)をはじめ箱根駅伝に出場した10名の選手と主務の木村大周さん(政治経済学部4年次生)が大きな拍手に包まれて入場。山田清志学長が開会の辞を述べ、「箱根駅伝から2カ月が経ちましたが、初優勝の喜びはまだまだ増しています。今回はご参加いただいた皆さまとこの喜びを再度分かち合いたい」と語りました。続いて両角駅伝監督が優勝報告を行い、「創部以来、何度もチャレンジしてきた箱根の頂にようやく立つことができました。ステージには10名の選手と主務の木村が登壇していますが、中・長距離ブロックの部員は約70名おり、全員を壇上に上げてあげたい気持ちです。部員一人ひとりが役割を果たした結果の優勝であり、彼らにも拍手を送ってください」と呼びかけると、会場には再び万雷の拍手が響き渡りました。さらに「今後はまず、箱根駅伝の2連覇を目指すとともに、『箱根から世界へ』の言葉通り、世界で戦える選手を育てていきます」と力強く今後への抱負を語りました。

また、主催者を代表して学校法人東海大学の松前義昭理事長があいさつ。来場者への謝辞を述べるとともに、「初優勝は多くの方たちの支えがあったからこそ。学園関係者はそのことを強く胸に刻み込まなくてはなりません。陸上競技部は創部59年、箱根駅伝には初出場から46年目の勝利であり、代々の部員が受け継いできたタスキがようやくゴールテープを切ったことになります。部の歴史にかかわられてきたすべての方にあらためて敬意とお祝いの言葉を送りたい」と語りかけました。続いて、来賓を代表して日本陸上競技連盟の横川浩会長と関東学生陸上競技連盟の有吉正博会長から祝辞が寄せられたほか、日本陸上競技連盟強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダーで横浜DeNAランニングクラブ総監督の瀬古利彦氏が乾杯の発声を務めました。四十年来の友人である本学の山下泰裕副学長も瀬古氏の呼びかけで登壇する中、「私の優勝予想は外れることで有名。来年の優勝は青山学院大学か東洋大学」とユーモアたっぷりに語ると、会場には三度の大拍手と笑い声が響きわたりました。

会場では箱根駅伝を中継する日本テレビが制作した本学初優勝への道のりを振り返るVTRが上映され、参加者が当日の感動をあらためて呼び起こすとともにそれぞれに思い出を語り合う姿が見られました。また、湊谷春紀駅伝主将(体育学部4年次生)のあいさつに続いて、本大会に出場した10選手の高校時代の恩師もステージに登壇。それぞれ選手の高校時代のエピソードを披露したほか、今後の駅伝チームの活躍に向けた期待の言葉が語られました。最後に両角駅伝監督も壇上に上がり、高校の監督陣に向けて「皆さんが優秀な選手を東海大に送っていただいたことで、“男”にしてもらいました」と感謝の言葉を述べました。

最後に参加者全員で本学の校歌を斉唱。髙野二郎副総長が閉会の辞を述べ、「来年もこの会場で祝賀会が開けるよう、選手たちの活躍を願っています」と期待を寄せました。