メカトロマイスター・ソーラーカーチームが「2018ワールド・グリーン・チャレンジ」に出場しました

熊本キャンパスの基盤工学部の学生が中心となって活動する東海大学チャレンジセンター・メカトロマイスターのソーラーカーチームが、8月7日から10日まで秋田県大潟村・ソーラースポーツラインで開催された「2018ワールド・グリーン・チャレンジ」(WGC)に出場。改良を重ねてきたマシン「Tokai Nextage」(東海ネクステージ)で3日間に及ぶレースを走り切り、総合4位、ソーラーカーアドベンチャークラスで2位に入りました。

2年連続での出場となった本大会は、全国から高校、大学、社会人によるチームが集うソーラーカーレースです。マシンの規格に合わせて5つのカテゴリーがあり、初日のタイムトライアルで出走順を決め、3日間で計25時間走行し、ほぼ直線のみ全長約25kmのコースの周回数を競います。本キャンパスのチームは「東海大学熊本ソーラーカーチーム」として、ソーラーカーアドベンチャークラスにエントリーしました。

大会期間中はプロジェクトメンバーとプロジェクトアドバイザーの清田英夫教授(基盤工学部電気電子情報工学科)ら教職員の約10名が現地入り。また湘南キャンパスで活動するチャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームからも総監督の木村英樹教授(工学部電気電子工学科)や佐川耕平助教(同)、4名の学生も駆け付け、チームをサポートしました。7日に行われた車検をパスすると500mタイムトライアルでは9番手につけます。8日からはじまった本戦では、好天に恵まれ14周を記録し4番手につけます。2日目は、マシンパーツの故障なども起きましたがメンバーが手分けして対処しすぐにレースに復帰。総合3位の呉港高校「夢創心2017」から5周差の27周で4番手をキープしました。3日目は、時折上空を覆う雲で発電量が落ちる中、プロジェクトリーダーでエースドライバーの新山友宏さん(基盤工学部電気電子情報工学科3年次生)らが平均時速60km程度のペースを守り周回を重ね、そのまま4番手でチェッカーフラッグを受けました。

新山さんは、「ピット作業でのミスやドライバーの腕などの経験が他チームに及ばなかった面が悔やまれる結果になりました。まだまだ完成形とはいえないマシンの改良も進めていかなくてはならないと感じています。その一方でレースを通じて、ライトパワープロジェクトのメンバーや先生方からたくさんのアドバイスをもらえました。メンバーで共有して次につなげていきたい」と前を向きました。チーム監督の清田教授は、「大会に向けて学生たちはキャノピーの小型化やタイヤを覆うスパッツの改良などマシン性能の向上に励んできました。しかし、クラスでは2位には入りましたが、昨年度の大会で優勝した神奈川工科大学が不在であり、上位のチームに追いついているとは言えない状況です。チーム力向上のためにも整備やレース運営などを学ぶ仕組みを作るなど、組織面から対策を講じていきたい」と今後に向けた展望を語っています。

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