北海道東川町と包括連携協力に関する協定を締結しました

2019年12月02日

東海大学では北海道東川町※と、教育、文化、産業、まちづくりなどの分野において相互に協力し、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的とした協定を締結しました。11月29日に、東川町の「複合交流施設せんとぴゅあⅡ」で締結式を実施しました。「文化芸術都市」を目指す東川町のまちづくり施策には、本学の織田憲嗣名誉教授が深く関与しています。織田名誉教授は、北欧デザインへの造詣が深く、特に椅子や家具、雑貨に関する世界でも著名な研究家の一人であり、東川町文化芸術コーディネーターとして「東川町デザインスクール」や各種デザインに関する展示や展覧会の運営にも携わっています。

今回の協定では、織田名誉教授を通じて東川町との交流を促進し、本学が推進する「QOL向上」を実現するとともに、大学の原点でもある「北欧諸国が有する文化や理念、価値観に対する嗜好の追求」を具体化し、国内外の地域社会が抱える課題解決に資する人材育成や教育・研究力の向上につなげていくことを目指します。

調印式には、東川町の松岡市郎町長と本学の山田清志学長ら双方の関係者が多数出席。松岡町長と山田学長が協定書に署名しました。山田学長は、「本学は2022年に大規模な改組改編を計画しており、その柱として『QOL(人生の質)の向上』に資する人材育成を据えています。東川町は人生の質について体感できる恵まれた空間であり、学生の実習などを行うことで、大学を出た後に、家庭や企業などコミュニティの中で豊かさを享受できる人間になってもらえるのではないかと期待し、この協定を結ぶことになりました」とあいさつ。松岡町長は、「本町でも地方創生に取り組んでいますが、多様な分野との連携が求められている中、国内有数の大規模私立大学である東海大学と協定を結べることを誇りに思います。東川町と東海大で“東東(とんとん)連携”。協力関係もトントン拍子で進むと思います。学生の皆さんが、この東川町で刺激を受け、成長、発展へとつなげてほしい。世界で活躍する人材育成の一翼を担えれば幸いです」と話しました。

質疑応答では、報道陣から協定による具体的な活動などについて熱心な質問が寄せられ、山田学長や同席した地域連携センターの池村明生所長が、「次年度から学生のフィールドワーク受け入れをお願いしたいと考えています。本学の芸術やデザイン学系学科の学生を受け入れていただき、織田先生が保有される北欧デザインを中心とした名作椅子の『織田コレクション』を活用することで、デザインに関する学びのプログラムを展開したい」と展望を語りました。また、織田名誉教授は、「半世紀にわたって研究してきた核の部分がデンマークデザイン。私個人としても今後の活動に期待しており、全身全霊で学生たちの教育にあたりたい」と意気込みを語りました。

※北海道のほぼ中央に位置する東川町は、道北の中核都市・旭川市の中心部や旭川空港から至近距離にあり、東部は山岳地帯で大規模な森林地域を形成。日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部になっています。1985年に「写真の町」宣言を発表して以来、写真をテーマにしたまちづくりを進めており、東川町国際写真フェスティバルや写真甲子園を開催しているほか、2014年には「写真文化首都」を宣言しています。

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