姜 卓義

姜 卓義

カン タクギ

  • 助教
  • 学位:博士(医学)

基本情報

所属

  • 医学部 / 医学科

研究と関連するSDGs

  • すべての人に健康と福祉を

研究内容

慢性疼痛時における内因性疼痛抑制系に対するシアロルフィンの関与の解明

ヒト、ラット唾液腺よりモルヒネの約3-6倍の鎮痛効果を有するペプチドであるオピオルフィン、シアロルフィンがそれぞれ発見された。オピオルフィン、シアロルフィンはオピオイドペプチドの分解酵素を阻害する作用により鎮痛効果を示すと考えられてきた。しかし、シアロルフィンがオピオイドペプチド分解酵素の内在性阻害物質として機能すると同時に、µオピオイド受容体の内因性ポジティブアロステリックモジュレーターとして、内因性エンケファリンのオピオイド受容体に対する効力を増強することを明らかにした。がん性疼痛などの慢性疼痛時に髄液中のオピオイドペプチド量が有意に減少することが明らかにされている。現在、慢性疼痛時における内因性疼痛抑制系に対するシアロルフィンの関与について明らかにすることを目的として研究を進めている。

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