李 優大
リ ユウダイ
- 講師
- 学位:博士(法学)
基本情報
所属
- 国際学部 / 国際学科
研究内容
多言語史料からロシア・中東関係を学ぶ
東大入学後の燃え尽き症候群から脱却するため中央アジア貧乏旅に出た結果、幸か不幸か、旧ソ連世界の沼にハマってしまいました。
サンクトペテルブルグ大学に留学し、ロシア語通訳案内士の資格を取りました。
院生時代、コロナ禍やウクライナ戦争に翻弄されながら、モスクワで長らく調査しました。
ロシア語、ペルシャ語などを読みつつ、主にソ連・イラン関係を研究しています。
詳細情報
研究分野
- 人文・社会 史学一般 ソ連・イラン関係史
委員歴
- ソビエト史研究会 事務局員
受賞
- 東京大学大学院法学政治学研究科 博士(法学) 特別優秀賞
論文
浸潤する主権——ロシア革命後の ロシア・イランの跨境史(1917年~1927年)
赤のキャビア、ソ連の海 ― カスピ海イラン岸における漁業利権の歴史(19 世紀前半―20 世紀前半) ―
法多元性とトランスナショナリズムにいかに対処するか―カピチュレーション撤廃後の一九二〇年代ソ連・イラン関係―
ソ連の環カスピ海地域に対する地理認識―北部イラン石油利権をめぐる1920年代の国際関係を事例に―
ソヴェト・ロシアの対イラン外交の始まり (ソ連研究の新たな地平)
書籍等出版物
- ロシア革命とソ連の世紀〈1〉世界戦争から革命へ
講演・口頭発表等
- 戦間期におけるソ連・イランの跨境史
- 1920年代のソ連・イラン国境から見える、国境の急速な制度化と生態学的問題との相性の悪さ
- NEP期ソ連の利権(コンセッション)政策再考
- “A New Treaty Concluded, but Implemented? Persia and Soviet Russia after the Abolition of Unequal Treaties in 1921”
- 「北部イランの石油利権をめぐる国際関係(1916~1926 年)」
- Киёфуми Като (通訳:李優大), «Война на Халхин-Голе и изменение политики Маньчжоу-Го в отношении монголов»
- 「1920年のペルシアをめぐる国際関係史―ペルシア、ソヴェト・ロシア、イギリス帝国」
- 「ロシア革命後の「グレート・ゲーム」―ペルシアに焦点を当てて」
担当経験のある科目
- ディアスポラとグローバリゼーション
- 中央アジア地域研究入門
- 入門ゼミナール
- 専門ゼミナール
- 国際関係論
- 国際法
- ユーラシアと国際関係
- 日ロ関係
所属学会
- ロシア・東欧学会
- ソビエト史研究会
- 日本国際政治学会
- ロシア史研究会
共同研究・競争的資金等の研究課題
長い20世紀のロシアと中東:抵抗者の視座から
戦間期ソ連外交の帝政ロシア外交との歴史的連続性 ―ソ連・イラン関係を事例として―
ソ連外交と帝政ロシア外交の間の歴史的な断絶と連続性 ―戦間期ソ連・イラン関係史を事例に
戦間期ソ連・イラン関係史
ソヴェト・ロシアの「東方」進出と「グレート・ゲーム」
社会貢献活動
- Cold War Textbook Project: History From a Global Perspective
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お問い合わせ先
取材に関するお問い合わせ
学長室(広報担当)
Tel. 0463-63-4670(直通)