橘 裕司

橘 裕司

タチバナ ヒロシ

  • 教授
  • 学位:医学博士

基本情報

所属

  • 医学部 / 医学科

主要授業担当科目

  • 感染と防御
  • 専門選択科目
  • 感染症学特講
  • 国際医療学特講

ジャンル

  • 感染症

研究と関連するSDGs

  • すべての人に健康と福祉を

研究内容

赤痢アメーバ症など寄生原虫症の基礎的研究

当研究室では、単細胞の寄生虫による感染症(寄生原虫症)への対策確立のための基礎研究を行っている。特にわが国で最近患者が増えている赤痢アメーバ症については、宿主細胞への接着や病原性に関係するアメーバの表面タンパク質を同定し、ワクチン候補としての可能性や診断用抗原としての有用性について報告した。また、病原体に対するヒトモノクローナル抗体の開発研究や人獣共通感染症に注目した分子疫学研究を行っている。

赤痢アメーバ症など寄生原虫症の基礎的研究

詳細情報

研究キーワード

  • 寄生虫学

研究分野

  • ライフサイエンス 寄生虫学

論文

Correlation between genotypes and geographic distribution of Entamoeba nuttalli isolates from wild long-tailed macaques in Central Thailand.

Molecular and biochemical characterization of key enzymes in the cysteine and serine metabolic pathways of Acanthamoeba castellanii.

Correlation of genetic diversity between hosts and parasites in Entamoeba nuttalli isolates from Tibetan and rhesus macaques in China.

Prevalence and genotypic diversity of Entamoeba species in inhabitants in Kathmandu, Nepal.

所属学会

  • 米国微生物学会
  • 日本臨床寄生虫学会
  • 日本霊長類学会
  • 日本感染症学会
  • 日本原生生物学会
  • 日本熱帯医学会
  • 日本動物学会
  • 日本寄生虫学会

共同研究・競争的資金等の研究課題

ナノ技術を応用した赤痢アメーバ症迅速診断法の確立と評価

アジアのヒトとマカクにおける腸管寄生病原アメーバの探索と共進化の解明

蛍光ナノ粒子を用いた赤痢アメーバ症迅速診断法の開発

アジアにおける新種病原アメーバの分布とゲノム多様性に関する研究

臨床応用をめざした原虫主要表面抗原に対するヒトモノクローナル抗体の開発

赤痢アメーバと近縁アメーバ種における表面レクチン(IGL)の多型解析

熱帯熱マラリア原虫の増殖を阻害するヒトモノクローナル抗体の開発

熱帯熱マラリアの予防と治療への応用をめざした人工ヒト免疫グロブリンの開発

赤痢アメーバの表面レクチンを標的とした防御免疫の構築

赤痢アメーバの150-kDaレクチンを標的とした防御免疫の構築

赤痢アメーバの表面レクチンに対する人工ヒト抗体の作製と応用

赤痢アメーバの接着因子に対する遺伝子組換え型ヒトモノクローナル抗体の作製

赤痢アメーバに対するヒトモノクローナル抗体のファージ発現系による作製

赤痢アメーバ病原株特異抗原(p30)の遺伝子組換えによる調製とその応用

赤痢アメーバの病原株と非病原株における遺伝子差の解析とその診断への応用

住血原虫性疾患に対するミサイル療法の確立を目指した多機能リポソームの開発

多機能リポソームを用いた住血原虫症のミサイル療法に関する研究

多機能リポソームを用いたシャーガス病のミサイル療法に関する研究

抗体結合ポリカチオンリポソームを用いた住血原虫症のミサイル療法に関する研究

Trypanosoma cruzi 種特異抗原の診断とワクチンへの応用に関する研究

産業財産権

  • 人体寄生アカントアメーバの検出試薬および検出方法
  • 赤痢アメーバワクチン
  • 生体分子検出用試験キット、及びこれを用いた生体分子の検出方法、並びにこれらに用いられる生体分子検出用標識試薬

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お問い合わせ先

取材に関するお問い合わせ

学長室(広報担当)

Tel. 0463-63-4670(直通)


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