小沢 朝江
オザワ アサエ
- 教授
- 学位:博士(工学)
基本情報
所属
- 建築都市学部 / 建築学科
- 工学部 / 建築学科
- 総合理工学研究科 / 総合理工学専攻
- 工学研究科 / 建築土木工学専攻
ジャンル
- 都市問題
- 住宅
- アート
- 歴史・日本史
- 建築
研究と関連するSDGs
研究内容
人の生活・意識と建築の関わりを史的に解明
日本建築史のうち、特に住宅史を専門としています。人がそこでどのように暮らしたのか、人の身分・思想を表現するためどのような意匠を選択したのか、人の「生活」「意識」と建築の関わりを、日記などの記録、絵画など視覚史料と現存建築を合わせて検討しています。各地の歴史的建造物の調査や復原に協力しており、文化財建造物の保存活用計画の策定、歴史的建造物を核としたまちづくりに貢献しています。
詳細情報
研究キーワード
- 日本近代建築史
- 日本建築史
研究分野
- 社会基盤(土木・建築・防災) 建築史、意匠
- 人文・社会 美術史
委員歴
- 旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)保存活用計画検討委員会 委員長
- 秦野市文化財保護委員会 委員
- 平塚市景観審議会 委員
- 茅ヶ崎市博物館協議会 委員
- 小田原城御用米曲輪戦国期検討部会 副部会長
- 箱根関所復元施設再整備検討委員会 副委員長
- 市政会館・日比谷公会堂保存活用計画検討委員会 委員
- 文化庁文化財分科会第二専門調査会 委員
- 東京都文化財保護審議会 委員
- 豊島区文化財保護審議会 委員
- 小石川後楽園大泉水護岸修復に関する分科会 委員
- 京都市元離宮二条城保存整備委員会 委員
- 一般社団法人 横浜歴史資産調査会 社員
- 史跡小田原城跡調査・整備委員会 委員
- 小石川後楽園唐門復元専門部会 委員
- 大磯町文化財専門委員会 委員
- 旧濱離宮庭園建造物復原検討会
- 重要文化財旧前田本邸保存活用検討委員会 委員
- 佐賀城本丸建物復元専門委員会 委員
受賞
- 日本建築学会奨励賞
論文
神奈川県農会「農村住宅參考圖按」(1925)の作成経緯と設計案の特徴
昭和三陸津波における宮城県十五浜村雄勝の住宅復興 -「理想的漁村」としての集落計画・住宅の実態と特徴
茨城県新興農場の移住家屋の設計・建設経緯と農村住宅改善の思想 ―今和次郎・竹内芳太郎による設計案とその位置づけ
開墾地移住奨励制度による移住家屋・共同建造物の実態と農村生活改善像
戦前の農村中堅人物養成施設における〈模範農家〉建設と農村住宅改善の取組み
『慕帰絵』における「大谷」の建築・都市表現ー『最須敬重絵詞』との比較にみる大谷房の表象
長野県常盤村中部耕地整理組合における開墾地移住奨励制度の運用状況と移住家屋の実態-長野県立歴史館所蔵清水家文書による検討
近世における清浄光寺の御出入大工と普請の担当
品川歴史館「松滴庵」の平面と意匠
寛永度大山寺本堂の平面・意匠と明治度の再建過程
近代宮殿へのリノベーション 江戸城はいかにして天皇の住まいになったのか。 (特集 皇居 : その歴史空間とドラマ)
東京国立博物館所蔵の明治宮殿関連雛形について
明治宮殿造営組織における図工の職務と就業状況
武蔵国橘樹郡生麦村『関口日記』にみる古家利用の実態
トコノマの用法と仕様からみた機能・性格の再検討:先祖祭祀と学芸の場としての意味
『関口日記』にみる民家のライフヒストリーと建物・部屋名称の関係
神奈川県伊勢原市山口家住宅にみる曳家普請の実態
長野県における防火令と土蔵造町家の普及の関係
明治の皇室建築にみる"和風"の創造 (特集 東京 和の建築を見る)
書籍等出版物
- 和室礼讃
- ホール下に広がる小田原藩重臣の武家屋敷
- 和室学ー世界で日本にしかない空間
- 住まいの生命力 清水組住宅の一〇〇年
- 明王太郎日記(上)堂宮大工が見た幕末明治
- 「かたち」再考 ー開かれた語りのために
- 明治の皇室建築ー国家が求めた〈和風〉像
- 日本建築史図集 新訂第二版
- 日本住居史
- 建築史の回り舞台
- 名城シリーズ 二条城
講演・口頭発表等
- 府県連合共進会における木材展示の導入と展示手法
- 近世小田原城下町における武家地再編 ―武家屋敷地の移転の実態とその要因
- 近世城郭御殿における杉戸の配置と画題選択
- 社寺境内における手水舎の成立と形式・配置の特質
- 来日西洋人の記録にみる日光東照宮等の評価と視点
- 昭和三陸津波における宮城県十五濱村雄勝部落の復興計画 「理想的漁村」としての集落・住宅復興の実態
- 神奈川県農会「農村住宅參考圖按」の作成経緯 その2 「實際建てられる人々」のための設計案の作成背景と提案内容
- 神奈川県農会「農村住宅參考圖按」の作成経緯 その1 「農村住宅參考圖按」の作成経緯と設計案の特徴
- 大正・昭和戦前期の開墾地移住家屋に関する研究 その13 開墾地移住奨励制度における府県の規定と運用状況
- 大正・昭和戦前期の開墾地移住家屋に関する研究 その14 今和次郎・竹内芳太郎設計による茨城県新興農場の移住家屋の設計案とその位置づけ
- 来日フランス人の記録にみる日本の都市・建築の評価とその特質
- 関東大震災における神奈川県の養蚕農家の被害と民家の復興・改造
- 昭和三陸津波における宮城県の住宅復興 避難・応急・復興の段階的対応に着目して
- 近世における門の建築彫刻の題材選択とその意味
- 9074 松永耳庵の柳瀬山荘春草廬の来歴と改造
- 9016 貞享3年『二条城御二之丸御殿并諸御家破損見分帳』にみる破損状況とその特徴
- 9092 戦前の農村中堅人物養成施設における〈模範農家〉建設と農村住宅改善の取組み
- 9100 東京国立博物館表慶館の設計・建設過程と細部意匠の意味
所属学会
- 日本生活文化史学会
- 建築史学会
- 美術史学会
- 日本建築学会
Works(作品等)
東京都近代和風建築調査
南関東・東海・中部地方における土蔵造町家の普及実態とその背景
女性のための建築とその内部空間の演出に関する史的研究
藤沢市・旧藤沢宿歴史的建造物調査
座敷飾、障壁画等による日本住宅における内部空間の演出に関する研究
共同研究・競争的資金等の研究課題
近代における「民藝」と「田舎家」の相関と展開 最初の民藝館・高林邸の総合研究
建築材料・意匠の公告媒体としての府県連合共進会の意義と地方建築界の近代化
浜松・高林家住宅の建築・家具・外構とその成立要因に関する総合的研究ー民藝運動の展開と地方民家の近代化の実像として
絵巻制作による初期本願寺の「自己像」構築 ―南北朝時代京都の文化政治と表象戦略
戦前の開墾地移住奨励事業における国・県の住宅像と戦後の農村住宅改善の連続性
日本建築和室の世界遺産的価値に関する建築学的総合研究
戦前の開墾事業における住宅改善の実像ー農村指導者教育と連動した改善手法と理念
『慕帰絵』の制作事情をめぐる総合的研究 ―覚如像の構築方法と建築表現に注目して
明治宮殿造営組織の建築技術者の経歴と近世大工組織との関連性
絵巻に描かれた「場」と「もの」に見る中世日本の重層的世界観に関する研究
祭祀的用法と使用からみたトコノマの機能・性格の再考
寛政度内裏造営における復古様式の復元過程をめぐる諸問題に関する建築史的研究
近代皇室における和風と洋風の使い分けとその背景に関する研究
女性のための建築とその内部空間の演出に関する史的研究
近世京都における公家町の性格とその成立・変容過程に関する研究
慶長度女御御殿遺構の建築と障壁画による復原的研究
後水尾院幡枝御茶屋・岩倉御茶屋との関連にみる修学院離宮の造営に関する研究
二条城二の丸御殿の部材痕跡と障壁画の総合的分析による慶長度二条城御殿の復原検討
桂宮家の本邸の御茶屋との比較検討を中心とした江戸時代中期の桂離宮の研究
寛政期の公家邸宅造営における裏松固禅の造営顧問としての活動に関する研究
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Tel. 0463-63-4670(直通)