稲垣 豊
イナガキ ユタカ
- 教授
- 学位:医学博士
基本情報
所属
- 医学部 / 医学科
ジャンル
- 生活習慣病
- バイオテクノロジー
研究と関連するSDGs
研究内容
臓器線維症の診断と治療
臓器線維症とは、肝硬変に代表されるように、組織にコラーゲン線維が過剰沈着して臓器の機能不全をきたした病態である。臓器線維症に対する近年の産官学の関心の高まりにもかかわらず、有用な診断マーカーの確立や、安全かつ効果的な治療法の開発は未だに立ち遅れている。我々は、肝、肺、腎臓、皮膚など、全身の諸臓器に見られる線維症に共通する病態や進展機序の統一的理解を通じて、その診断と治療法の開発を目指している。
詳細情報
研究キーワード
- 肝臓病態学
研究分野
- ライフサイエンス 消化器内科学
- ライフサイエンス 病態医化学
委員歴
- 肝細胞研究会 第26回学術大会 会長
- 日本結合組織学会 理事長
- 日本結合組織学会 第47回学術大会 会長
- 肝類洞壁細胞研究会 第25回学術集会 当番世話人
論文
線維芽細胞の多様性 肝星細胞の活性化・脱活性化機構と肝線維症治療への展望
共同研究・競争的資金等の研究課題
肝星細胞の脱活性化に基づく線維肝の修復機構の解明と再生治療戦略
細胞認識性エクソソームを用いた臓器線維症に対する革新的治療法の開発
新規再生促進因子に着目した肝硬変に対するエクソソーム医療の創生
細胞外マトリックスを標的とする新たな治療技術の開発
腸管繊維化のコラーゲン産生細胞の解析とTGF-βシグナル制御による新規治療戦略
ヒトiPS細胞を用いたオンチップ型肝小葉シミュレータの開発と創薬への応用
幹前駆細胞の分化制御からみた肝線維化と再生・発癌の病態連繋
高分子超薄膜の裁断化とナノパッチワーク吸着特性を利用した新規癒着防止材への応用
5型コラーゲンα3鎖が有する癒着防止活性の治療法への応用
生理的酸化ストレスに起因する肝線維化と発癌の特異的検出・評価系の構築
Notch/Jagged-1シグナルを介した肝線維化と肝再生との病態連繋の解明
肝幹細胞ニッチ制御と骨髄幹細胞の分化誘導に基づく肝再生治療戦略
間葉系幹細胞および造血幹細胞による肝線維症の病態形成
5型コラーゲンα3鎖が有する癒着防止に関する新機能の解明とその応用
肝線維化過程における骨髄由来細胞のコラーゲン合成ならびに分解能の包括的解析
脂肪肝からの肝発癌機序の解明とその予防戦略
TGF-β/Smadシグナル伝達からみた臓器線維症の治療戦略
臓器線維症の病態と治療、肝線維化と再生・発癌の病態連繋
ResearchMapへ移動します
お問い合わせ先
取材に関するお問い合わせ
学長室(広報担当)
Tel. 0463-63-4670(直通)