寺尾 晶
テラオ アキラ
- 教授
- 学位:博士(獣医学)
基本情報
所属
- 生物学部 / 生物学科
- 生物科学研究科 / 生物科学専攻
- 生物学研究科 / 生物学専攻
研究と関連するSDGs
研究内容
睡眠・覚醒調節の仕組みを理解し、快眠をもたらす健康生活を提案する
現代社会においては、5人に1人が睡眠に関わる何らかの問題を抱えているとされ、睡眠に関する研究に社会的関心が高まっています。そこで、私達は内因性睡眠物質や視床下部神経ペプチドに注目して、睡眠の生理的意義や、睡眠・覚醒を調節するメカニズムを解明する研究を行っています。また、社会生活の質(Quality Of Life:QOL)の向上を目的として、睡眠の質を改善する機能性食品の探索とその機能の解析にも取り組んでいます。
詳細情報
研究キーワード
- 睡眠の質
- 社会生活の質
- 機能性食品
- メタボリックシンドローム
- メラニン凝集ホルモン
研究分野
- ライフサイエンス 栄養学、健康科学
- ライフサイエンス 動物生理化学、生理学、行動学
- ライフサイエンス 実験動物学
- ライフサイエンス 獣医学
委員歴
- 日本獣医学会 評議員
受賞
- 北海道大学 平成25年度教育総長賞
- 北海道大学 平成24年度エクセレントティーチャーズ賞
- Sleep Research Society Trainee Research Merit Award
- 日本獣医学会 大会長賞
- 日本獣医学会 獣医学奨励賞
論文
食餌性肥満マウスおける睡眠異常とインドネシア原産植物メリンジョの種子抽出物の有用性について
睡眠機能と睡眠制御の謎を紐解く Neuronal Assembly仮説
REM sleep–active MCH neurons are involved in forgetting hippocampus-dependent memories
睡眠とサイトカイン
エネルギー代謝調節における視床下部MCH神経の役割
炎症性サイトカインのNREM睡眠調節機構
不眠症治療薬の薬理〜歴史的変遷と今後の展望〜
書籍等出版物
- 時間生物学辞典 (石田直理雄,本間研一・編)
- Advances in Cell Aging and Gerontology, Vol. 17, Sleep and Aging (Ed. Mattson M)
- Lung Biology in Health and Disease, Vol.193, Sleep Deprivation: Clinical Issues, Pharmacology, and Sleep Loss Effects (Ed. Kushida C)
- バイオミテックスハンドブック(長田義仁・編)
- Discussions on Future Directions in Psychoneuroimmunology and Cancer (Eds. Sando F, Herberman RM)
- Liver innervation and the Neural Control of Hepatic Function (Ed. Shimazu T)
- 薬用人参 ’95−臨床効果からモデル動物による検証まで(熊谷 朗・編)
講演・口頭発表等
- 睡眠の質を高める生活リズム健康
- 老化促進モデルマウスSAMP8の睡眠解析
- 健康長寿を支える快眠法の実践
- メリンジョ種子抽出物が食餌性肥満マウスの睡眠の質に及ぼす影響
- 炎症性サイトカインの睡眠調節機構
- エネルギー過剰状態におけるオレキシン産生細胞の制御
- 不眠症治療薬の薬理〜歴史的変遷と今後の展望〜
- 野生由来近交系マウスの睡眠・覚醒の特徴
- 亜種間コンソミックマウスを用いた睡眠-覚醒調節因子の探索
- ベンゾジアゼピン系睡眠薬とメラトニン受容体作動性睡眠薬
担当経験のある科目
- 総合生物学特論
- 環境生理学特論
- 動物生理学特論
- 生命倫理
- 生物学実習
- 生物学
- 動物生理学
所属学会
- 日本睡眠学会
- 日本獣医学会
- 日本生理学会
- 老化促進モデルマウス(SAM)学会
共同研究・競争的資金等の研究課題
健康寿命延伸に向けたレスベラトロールの「睡眠の質」と記憶の改善機構の解明
健康寿命延伸に向けたデセン酸のメタボリックシンドローム予防機構の解明
睡眠機能を調節する視床下部MCH神経回路の特定
ミツバチ産品が不眠モデルマウスの睡眠クオリティ改善に及ぼす効果の検証
パーキンソン病随伴睡眠障害におけるオレキシン及びメラニン凝集ホルモン神経の役割
C57BL/6J-MSM/Ms亜種間コンジェニックマウスを用いた新規睡眠遺伝子の単離・同定
マウス亜種間コンソミック系統を用いた新規レム睡眠調節遺伝子の単離・同定
新規神経ペプチドQRFPの睡眠-覚醒調節における役割の解明
C57BL/6J-MSM/Ms亜種間コンジェニックマウスを用いた新規睡眠遺伝子の単離・同定
野生由来近交系マウスを用いた行動遺伝学的解析による新規睡眠遺伝子の単離・同定
食餌内容が睡眠クオリティに与える影響の解析
網羅的遺伝子発現解析法を用いた新規睡眠遺伝子の検索と同定
肥満−睡眠障害の病態発症機構の解明〜レプチンに注目したアプローチ〜
新規睡眠遺伝子の網羅的検索と同定
網羅的遺伝子発現解析を用いた新規睡眠遺伝子の検索
生理的睡眠物質「プロスタグランジンD2」により活性化される睡眠遺伝子の同定と解析
インターロイキン−1の睡眠誘発作用と脳内プロスタグランジンD2の関与
免疫サイトカインの視床下部−交感神経系に対する作用
吻側前脳基底部におけるインターロイキン−1の睡眠誘発効果
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Tel. 0463-63-4670(直通)